民主党小沢グループ参議院損な役回り

 民主党輿石東参院議員会長は27日の参院議員総会で、参院幹事長に平田健二参院国対委員長参院政審会長に一川保夫元副幹事長を起用する参院執行部の人事案を提案、了承された。平田氏の幹事長就任は2回目。野党との豊富な交渉経験が買われた。輿石氏と、続投する羽田雄一郎参院国対委員長を含め、先の代表選で小沢一郎元幹事長を支持した顔ぶれで四役を固める「小沢色」の濃い布陣。と言う報道があった。

 素直に考えれば小沢グループ輿石東参院議員会長が選任したからだろうが、そもそも人事は表立っては党首選のしこりを残さずにお互いが協力しあって決めるのが美談だろうが、実際は勝者の自由に決めるのが通例と思うが、外向けに「敗軍の将小沢の一兵卒」発言を尊重した形と言うより、輿石東参院議員会長が留任したから必然の人事だろうが、輿石東参院議員会長も小沢元幹事長と同じく役を降り静観して仙谷・前原・岡田・枝野連合に参議院を任せてやらせたら良かったのにと私は思う。今後の政権運営は「ねじれ」の参議院に掛かっているといっても良い。これからの予算審議等で大変な参議院運営の火中の栗を拾う事無かったのに、自ら難儀を背負い込む事は無かったのでは。難しい参議院小沢グループに任せて恐らく彼らはホッとしている事であろう。また彼らはなんだかんだ偉い立派な事言ってるが、参議院保革伯仲の様な瀬戸際外交等の国会対策等出来る筈も無いのは誰しも認めている事である。