党首選これも付き合いによる?

 「付き合いは尽くし尽くされ睦まじく」
 この言葉は私が好んで使わせてもらってる私の妻からの受け売りだ。
 他人との付き合いと言うものはそれぞれ理由がある。何も無くても気持ちの良い人だからあるいは考え方が一緒だから、時にはウマが合うからと言う人もいるだろう。逆に嫌いと言う中には見た目がどうも、あるいは肌が合わない、あいつとだけはと、兎に角付き合いと言うものには必ずそれぞれ理由が必ず存在すると私は思っている。のっけからこう言う事を何故言うかと言えば、国会議員の派閥あるいは各グループが何故あるのかの原点は人と人との付き合いから始まると思っているからである。皆さんは付き合ってる人とお中元お歳暮の付き合いをしてるだろうか。まさにこの付き合い方がグループそのものであると私は思っている。私の知ってる人で実はお互い無意味だからお中元お歳暮のやり取り止めない?と言った方がいた。正直に言えば、このやり取りはお互いに金もかけず金もかからずに気持ちだけで、フィフティフィフティになると言う事である。しかし、実際私はその人とはそれ以来疎遠になってしまった。例えば私なんかは、チョットどこかに行った時に、お土産みたいに大げさにしないで、その土地の何かを安いが必ず買ってくる。そうすると貰った友人もどこかへ行った時にやはり、何かを買ってくる。これを迷惑と考え気持ちだけでフィフティフィフティの関係にすれば必ずや疎遠になってしまうのである。つまり、付き合いを迷惑と考えるか、いや否かでそれ人それぞれの付き合いになるのである。
 つまり私の言いたい事は、政党の各派閥各グループがそう言う付き合い方をしてるのかどうかで有事に対処(この場合は党首選)の結果が左右されるのではと思っている。
 そう言う意味においては私は菅さんより、小沢さんに1日の長があると思っている。
 それでなくとも私は今回の菅さんの党首選立候補宣言を聞いて幻滅と言うかそんな事と思う箇所があった。冒頭である。『6月8日に首相を拝命し3カ月近く政権運営に当たってきた。同志の推薦をいただき代表選にあらためて立候補する。日本の行政、政治の在り方を根本から変えていくことが私に課せられた使命だ。本当の改革に向けて政権を本格稼働させる。』と彼は冒頭で言った。 私から言わせて貰えば政権交代時のマニフェストで政治主導に変える事を実践したのは小鳩体制であり、それを破り元の自民党的官僚政治に戻したのは正に菅首相貴方だと言いたい。それがどうして「日本の行政、政治の在り方を根本から変えていくことが私に課せられた使命だ」と言えるのか、言ってる事とやってる事が正反対であり、私からすれば彼は偽善者であるとしか思えない。
 そんな事しかできない菅首相がこの有事(円高、株安)を乗り切れる手腕を持っているとはとても思えない。