政局のキーマンは亀井静香だ!

 2010参議院選挙が与党の過半数割れで終わった。
 菅首相は、黙っていれば、仙谷官房長官の言葉を借りれば、左うちわの戦だった筈である。それが一言、たった一言言ったお蔭でこの有様だ。これでは何のために小鳩が辞めたか解からなくなってしまった。小鳩の悔しさはあまりあると思われるが、それに引き換え一番の被害者は誰でもない国民新党亀井静香だ。小泉の郵政改革に反対し、刺客まで送られ、やっとこさ政権交代により復権し、大願成就目の前の敗戦だ。落胆この上無い筈だ。民主は戦に勝つため、盟友亀井静香の郵政改革の成立を国会を延長せず先送りしてまで練った戦略、ものの見事にはずれ、以後の6年間自業自得の茨の道である。
 しかし、老練策士の亀井静香、意気消沈する間も無く動いた。連立解消である。そして軸足を社民等の小政党に向けた。積み上げである。その後矛先はたちあがれの平沼さんに向かうだろう。そして与謝野さんに移り、その関係で改革の桝添さんに行き着き、最終的に小沢と手を組み自民党に手を突っ込み新しい枠組みで政局を1人じめするのではと私は睨んでいる。
 大マスコミやジャーナリズムは批判するだろうが、現実的には永田町の論理が通るのは間違い無いと思われる。議員の選任は国民の1票だが宰相は国会の議員の多数決で決まるのであり、また、政策がどうの野合がどうの批判されても結局最終的には善し悪し別に数なのであるし、政策は後から付いて来るのであり、それが政治なのである。政治と言うのは最後まで綺麗事では出来ない事を知るべきだ。

※参考までに現在の国会勢力を紹介しておきます。(6月現在ですから今といくらか違うかもしれませんのでご了解を)
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