菅民主党幹部のおろかさ

 もうすぐ参議院選挙が始まる。選挙に勝つため何をやっても許されるとは思ってないが、勝つためのテクニックは必要だ。消費税引き上げ論の事である。ましてやマニュフェストに盛り込むなんて気違い沙汰の何者でも無い。
 仙谷官房長官と枝野幹事長の最悪のコンビは何をやっているのか、自らが野党時代に政策の転換時においては、政権選択の民意を問うと明言してきた手前上、今回の与党の消費税10%引き上げ論は当然、衆議院の解散を意味する。何を粋がっているのか、政権交代の功労も無いのに、現状の功労者を踏みつけにしたこの政策転換は許しがたい。何度でも言うが、歳入不足のために安易な消費税引き上げ論の前に、自らやる事があるだろうと言っているのだ。何の政権交代だったのか。歳入が不足だったらどうして歳出削減の当初計画の公務員改革をやらないのか。これだけでも地方公務員50兆円の1割削減で、5兆円出るではないか。まして今のこのデフレ状況・不況状況の国民の最悪時に、亀井元金融担当大臣の言葉を借りるまでも無く「寒い木枯らし時にオーバーコートを引き剥がし、アロハシャツを着させる」ような事をやるとは、我々国民の負託を受けた国会議員がまして与党の責任者が、何を考えているのかと声を大にして申し上げたい。
 この輩達、うがってみれば、現自民党と気脈を通じ、参議員選後の合併を目論んでいるのではと冗談でも言ってみたい。