リハビリ入院 幸せと不幸せの間(はざま)で

 以前お知らせしたように私はこの2月下旬より入院し、早2ヶ月が過ぎ3ヶ月目に入った。
 入院患者は私を見て貴方はどこ悪いの?と皆同じ問いかけをするが、歩行器歩行をしてるとこみて納得する。でもたまに歩行器無し歩行、つまり普通の歩きを見て前記の問いかけをするのである。また場所が変わって、入浴時である。私は四肢に麻痺が無いため見た目普通で指も動き、顔も洗え、鼻もかめ、当然に絞る事も出来るから、始末が悪い。何故なら何のためにここに居るのかと良く言われる。
 私は小脳出血、それも深いところで何もできなかったところをやられたため、ちょうど酒を飲めば酔うところをやられたため、毎日がちょうど日本酒にして5合くらい飲んだ状態にソックリだ。だから毎日いや永久に酔った状態から抜けれないと言う事だ。頭がクラクラするし、目がウツロ状態で全てのものが二重に見え、焦点が定まらない。だから必然的に片目で見なければハッキリと見えないのだ。これは苦しいものだ。感単に言えば酔っ払って千鳥足と思ってもらえば良い。だから皆さんに杖はつかないのと良く言われるが、酔っ払いは杖ついていますかと答える事にしている。それさえ我慢すれば、別にしびれたり、痛んだりしないから、そう言う自分を見れば、このような病院等に居れば幸せな部類に入るだろうし、実際動けない人から見れば正直幸せと思う。反対に私みたいに見た目が良くても、しびれたり痛んだりする人は、見えないところで、温めさすってるところを見たり、自分で自分の事が出来ないのは本当にかわいそうである。本当にこれは不幸せだ。