リハビリ訓練で余りにも辛く苦しく涙が出た

先日以来私がリハビリ入院してる事は前に書いた。今入院してるこの病院は6回目である。だからかなりのベテラン患者である(大笑い)
 私が発病して直ぐこの病院にお世話になった。以来、負けず嫌いの私は一度も休まず、楽をせず、1日の歩行数、8,00010,000歩を踏破すべく歯を食いしばって頑張った。正直言って、入院中は就寝の時以外は殆どベッドに横にならず、歯を食いしばって頑張った。退院してからも自宅でそのマニュアルに近い訓練と自主歩行(1km)は1日も欠かさず休まず続けた。それこそ元旦の時もである。常に「継続は力なりけり」を頭の片隅に忘れる事はしなかった。私が何でそこまで頑張れたかであるが、それはある目標を持ったからであった。このリハビリ病院の主治医の先生には内緒にしてるが、私の目的は年中休まず働き詰めの産物と言えるこの「小脳出血脳卒中」の病気によって、老後の楽しみと思い取っておいた妻との全国の「グルメ歩き旅行」を健常者のようにする事だったからである。お蔭様で現在はここ2~3年前あたりからそれが出来るようにはなったが、最近加齢による筋力の衰えがかすかに感じられ、現在復活すべく頑張っているところである。そして入院中の今日(4月2日)の理学療法の1時間は地獄に近かった。私は麻痺は無いが左手足が失調で普段よりコントロール効かず、どうしても左足をかばい、立ってる時も歩く時も、重心の位置が右足に8割方かかってしまう。今日はそれの矯正に重点をおいた訓練だった。常に無意識に健常者のように出来るようにとの、理学療法士の先生の配慮と思われるが、前記したように、その訓練は静かに左右への体重移動が主だったが、私には地獄に近かった。終わってみれば私は話も出来ず目に涙を溜めていた。ここ数年で1度も経験した事がない辛さだった。がしかし、その成果必ず出るし、またこの苦労報われると思って耐えた1時間の訓練だった。療法士の先生の配慮に心から感謝したいと思っている。