政治に対するマスコミ、どうして足を引っ張るのか

 このところの政治の世界でどうして足を引っ張るのか不思議でならない。
 まず私が思い浮かべるのは、自由民主党のトップ総裁だ。2006年9月20日いわゆる小泉純一郎退陣による自由民主党総裁選において安倍晋三が66%の支持と言う大差で推挙された、そして、2007年9月23日には福田康夫が、2008年9月22日には麻生太郎、2009年9月28日には谷垣禎一と、ここ4年で4人もの総裁がどの方も圧倒的な支持のもとで選任されたのはご存知と思う。しかし、このうち3人は半年も待たずに自由民主党の議員達は、自分達がその時に良かれと思って選んだ総裁を、紙くずを捨てるが如きに総裁降ろしに走り、結果的に国民より見放され政権交代が起きた。これらは確かに時の政権党の対応のまずさがあったにせよ、ここまでにしたのは何のことは無いマスコミの仕業と思う。
 昨年の劇的な政権交代が起き、国民の意思として民主党にやらせてみようとなったのだから、もう少しマスコミも長い目で見て多少のミスには目をつむり、大人の対応が出来ないのかと思った。どうして我が国のマスコミはこうも足を引っ張るのか、皆んで助け合いこの国のためにと思わないのか非常に残念である。ペンの暴力と国政操作である。もっと別の視点では捜査当局とマスコミは、官僚政治の打破を掲げる民主党を潰したいがためとも取れる。日本の政治は危機的状況にあると言わざるを得ないであろう。