今後の小沢一郎(その1)

 17日自民党の麻生前首相が、「党内から(幹事長職を)辞めろという声が全く出ないのは不思議だ。明らかに、開かれた国民政党とは言い難い」と民主党を批判した。とあった。自分とはえらい違いと思っての事であろう。この人はじめメディア、国民それに政党の皆さんは民主党の気持ちが解かっていない。一番解かっているのが鳩山首相その人である。こんなに短期間に政権政党になったのは誰のお蔭?。恐らくこれを自問自答する時ほとんどの人が、それは小沢幹事長と言うであろう。だからこそ民主党内から辞めろコールが起きないのである。小沢幹事長に辞められて困るのが民主党議員であり鳩山首相その人なのである。私は何度も言って来た。小沢一郎と言う男は都合の良い男だった。選挙や下働きや雑巾がけの一番難儀な部分を、かわりにやってくれる(やってもらえる)大変都合の良い男だった。仲間にとってはこんなに頼りになり、居なくては困る存在になってしまった。逆に言えば、敵に回せばこんなに困る男は居ないのである。
 先日前原国交相がメディアのインタビューで、小沢幹事長は説明責任を果たしていないから率先して検察の事情聴取に応えるべき云々批判したみたいだが、彼は反小沢派でも比較的フランクな質だから正直に言っただけだろうが、他の4人(渡部、仙石、枝野、野田)は、どう思っているのか。(小沢が辞めて)この5人になれば、恐らく社民党以下の政党に成り下がるであろうと私は思う。この5人でドブ板の小沢流選挙なんかできっこ無いし、自民党もでき無い。逆に何故俺がやるから小沢辞めろと言う政治家が居ないのか情けない事この上無い。