まず今までの流れをまとめれば下記のようになる。
2012年
2013年9月
2014年10月
2015年5月29日
「10年以内の売買契約を前提」に「定期借地権契約を締結」された。
2015年9月4日
2015年12月
本体工事の着工。
2016年3月
同年6月、
土地評価額からごみ撤去費用などを差し引いた金額での売買契約が結ばれ、土地の評価額を9億5600万円、ごみ撤去費用を約8億2000万円とし、評価額からごみ撤去費用などを差し引いた1億3400万円で森友学園側に売却する契約が結ばれた。
私なりの結論から言えば、これほど簡単な事例は他に無いくらい単純明快である。全てのマスコミや政治関係者それに識者の方々は役所・役人の「忖度」から起こったと断定しているが、私はそんな複雑な人間関係が引き起こしたとは思っていない。何故なら霞が関の官僚の中の官僚である、それこそ日本国を引っ張ってる真の権力者であると自負してる財務官僚が、禁断の罪を犯すが如きこんな軽薄なリスクを冒す筈が万の一つもないと言う事である。その官僚の中の官僚である財務官僚が少なくともそれを冒してしまったのである。私のポイントはそこにある。それは紛れもなく、財務官僚の上司の命令だったから、やりたくなくても、役人のガバナンスである上司の命令は絶対だったと言う事である。これさえ解れば何の疑問も解決である。その財務官僚の上司は誰か?間違っても財務大臣では無い!更に言えば現麻生太郎財務大臣では無い事くらいは誰でも解る。もしこれが谷垣禎一財務大臣であったならこんな事は起きなかっただろうと思う。谷垣さんがプライベートで負傷してしまった事が非常に惜しまれると私は思っている。政治にもしたらは禁句だが、もしこの谷垣さんが自民党総裁で総理大臣だったら、こんな拙速な不祥事は絶対思っていなかっただろうと思う。安倍首相の昭惠夫人が(例えこれが谷垣総理大臣の夫人だったとしても)関わって居てもである。何故なら安倍首相や昭惠夫人それに麻生太郎財務大臣たちと谷垣禎一さんとの人間的資質は雲泥の差だからである。別の見方をすれば日本国の政権がこの二人によってかじ取りをされてしまったから起こったと言えなくもない。この二人はどちらかと言えば、決しておツムは良い方ではなく、どちらかと言えば影の総理と祭り上げられている、菅官房の風下に立つくらいしかないからである。今度のこの不祥事は半分以上は、菅官房のシナリオではと私は思っている。今回のこの問題は立つ位置のしっかりした参謀が居なかったからではと思っているし、安倍内閣のオウンゴールに近いとも思っている。端的に言えば事の処理が下手だったに尽きると思う。もう一度確認して言う。今回のこの森友学園問題は官邸の命令・指示だったからの書き換え問題である。これだけは私は断定出来る。
また上記事を肯定するようなブログや動画があったので下記に紹介したい。
森友学園問題。何から何まで「異例づくめ」「初物づくし」。本来、縦割りで連絡も悪い役所(近畿財務局、大阪航空局、大阪府)同士が、しかも「前例踏襲」でリスクを冒さない役所が、まるで示し合わせたかのように、籠池氏の要望にこたえて、開校時期にあわせて、とんとん拍子で手続きを進めている。ありえないことで、そこには大きな政治的な力が働いていたとみるのが普通でしょう。
それが何かはまだわかりません。ただ、私は、安倍昭惠夫人の責任が極めて重いと思います。外から見れば「総理夫人」は、どうしても総理の「分身」あるいは「代理」とみられる。少なくともその背後に総理の影を見る。
そんな総理夫人が通常、一私企業、一私学に加担することはありえません。「総理夫人」の肩書、その信用力は抜群ですから、その結果、当該一私企業、一私学に大きな利益、利得を与えかねないからです。
私が橋本龍太郎政権で「夫人担当」の政務秘書官をしていた時も、久美子夫人がどんな行事に出て、どこに祝電を打つか等々は常に相談を受けていました。「公」ではない「私」のために、夫人が「動く」ことは厳に慎んでいたものです。
ちなみに、なぜ「政務秘書官」が夫人担当なのかというと、総理家(安倍家)と私的に一番近い存在が政務秘書官だからです。役所出向の総理秘書官は政策面でのサポート役にすぎず、官邸や内閣府の職員に至っては、通常、総理や夫人と会うことすらありませんから、夫人にくる各種行事やイベントへの出席依頼、祝辞や祝電依頼等を捌いていけるのは政務秘書官しかいないのです。どうしてもそれまでの総理家との関係、経緯等を踏まえての判断も必要になりますから。
話を戻します。この問題では、その一私学に、昭惠夫人は四回も講演等に行き、児童募集のパンフレットに写真付きでメッセージを寄せ、名誉校長にも就いていた。そして、それを見事に寄付金集め等に利用されている。脇が甘かったという程度の話ではないのです。
加えて、幼稚園で感涙する昭惠夫人のビデオが流れましたが、そこに政府職員が同行していたことも判明した。そこで「瑞穂の国小学院で何かお役に立てることがあれば」と言った昭惠夫人の思いを、その職員が関係方面に伝えたことも考えられます。また、この事案に「総理案件」という印がつけられ、最近、局長以上の人事を官邸に握られ戦々恐々としている財務省等の幹部が、忖度に忖度を重ねたことも考えられる。
ちなみに、この同行職員(注)は経産省からの出向ですが、それは「夫人担当」の政務秘書官が経産省出身だからでしょう。そうでなくとも行革で人繰りが厳しい役所が、純増で二人も職員を内閣に出向させたのは、政務秘書官が母屋の経産省にお願いしたと考えるのが自然だからです。ということは昭惠夫人の訪問とその内容も、この政務秘書官に報告されていたのではないか。その出張報告は関係部署も閲覧していたのではないか、、、。
いずれにせよ、国会での真相究明が必要不可欠です。しかし、一連の記録がすべて「廃棄」されていると強弁する政府。ならば、籠池理事長、当時の近畿財務局長、大阪航空局長等関係者を参考人招致して話を聞くしかないでしょう。
にもかかわらず、政府与党が「籠池氏を呼べば何を言い出すかわからない」という理由で拒否しつづければ、第一次安倍政権崩壊の引き金をひいた「消えた年金」問題の二の舞になるかもしれません。あの時も、当初の安倍首相の反応は極めて鈍かった。それが半年のうちにワイドショー等でどんどん深刻化した。国民を侮ってはいけません!
(注)!
内閣官房によると、現在、夫人担当の職員は全部で5人。そのうち3人は外務省職員で非常勤。この3人の職務は昭惠夫人がファーストレディーとして総理外遊に随行する時の様々な「お世話」担当。どの政権でも、こうした外務省職員は存在。ただし、経産省出向の職員二人(常勤)は安倍政権特有のポスト。夫人の国内担当と思われる。
上記の動画版は下記を参照
上記動画を見れば安倍首相の人格なり人間性が良く解る。国会答弁を地で行ってる良い例だ!