自民党の教育再生実行本部は大学在学中の授業料を卒業後に出世払いを検討の報、「ハングリー精神」が失われ逆効果となるだろうから反対だ!

 自民党教育再生実行本部(本部長・馳浩文部科学相)は、幼児教育の無償化や大学教育の負担軽減に向けた申し入れ書をまとめた。大学在学中の授業料を卒業後に出世払いで返済する制度の検討や大学改革の推進などが柱。7日の本部会合で正式に決め、岸田文雄政調会長に提出する。
 出世払い方式は在学中に政府から学費補助を受け就職後に返すしくみ。大学や短大、専門学校などの学生が対象だ。申し入れ書には、こうした負担軽減にあわせて教育や研究の質の向上・保証に取り組むことも盛り込んだ。幼児教育では3~5歳児の教育・保育の無償化と質の向上を求める。
 政府は「人づくり革命」に向け教育無償化などの2兆円規模の政策パッケージを12月にまとめる。自民党は岸田氏がトップを務める会合で今後議論し、今月中をめどに政府に提言する。教育本部は岸田氏がまとめる提言に出世払い方式などを盛り込んでもらう考えだ。
 
 
これ『大学授業料「出世払い検討を」自民教育本部が申し入れへ』と題した日本経済新聞電子版2017/11/6 23:00の配信記事である。
 
 
人間には「ハングリー精神」と言うものがある。現在置かれている苦しい境遇から何としても抜け出そうとして頑張る「やる気」と言うものだろうと私は思う。が、一たびそれが満たされれば、生きる物の習性として、必ずやその「やる気」は失せてしまうだろう。その例えを考えれば、上記の無償化を実施すれば、それでなくとも働きたくない若者を助長してしまうだろう。私は国の考えは理解するが、本当に「やる気」を持った人間には効果はあるだろうが、それ以外には逆効果となるだろうと考えるから反対である。