東京豊洲問題の石原元都知事裁判に備え、資産整理を始めた この問題を熟知してる証拠である

 小池百合子都知事(64)にはスケベ心を抱いている余裕はない。石原慎太郎都知事(84)との直接対決にメラメラしていたはずが、先週の定例会見ではクールダウン。熱望していた公開ヒアリングの日程を聞かれても、「急に元気になったり弱気になったりする。今後もどんな波があるか分からないので見守っていきたい」と、慎太郎氏をクサしながらも明言を避けた。
 住民訴訟への対応も、ノラリクラリ。豊洲の用地購入を巡って、約40人の都民が都に対し、慎太郎氏に最大578億円の賠償請求を求めている裁判のことで、先月末に小池知事はいきなり方針転換。「慎太郎氏に賠償責任なし」とした従来の都の対応を見直すと表明し、弁護団を組み直したが――。
「新たな弁護団は9日の口頭弁論で、当初は『4月初旬』と予定していた次回の日程を『5月31日』に延ばしました。今から3カ月以上も間隔をあけるなんて、理解に苦しみます」(原告のひとり)
 慎太郎氏をつるし上げるタイミングは、あくまで百合子ファースト。都議選のために最良の機会をうかがう方針が透けて見えるが、うかうかしていると、慎太郎氏から肝心の賠償金を取りっぱぐれてしまう。
 慎太郎氏は将来の相続に備えた“終活”にいそしみ、2014年7月には半世紀も慣れ親しんだ神奈川・逗子の別荘を売却。地元の不動産業者が「資産価値は3億円をくだらない」と太鼓判を押す、およそ540坪もの広大な土地と建物を購入したのは「かたばみ興業」(東京・港区)なる造園会社。かねて慎太郎氏との「癒着」が週刊誌などで指摘されてきたゼネコン大手・鹿島建設の子会社である。
 民事訴訟に詳しい弁護士が「不動産と違って、いわゆる“現ナマ”で資産を持たれると、第三者による捕捉はより難しくなる」と指摘する通り、いざ賠償が命じられる前に慎太郎氏がどんどん保有資産を処分したら、ちと厄介なことになる。
 田園調布の自宅はまだ手放していないが、間もなく「超高齢者」となる老人が、いつ相続対策にかこつけて土地・建物を売却したり、名義変更を行わないとは限らない。
 
 本当に都民ファーストを掲げるなら、小池はもっとスピード感を持って慎太郎氏との対決に挑むべきだ。
 
■「すべてのことを来週話す」
 渦中の慎太郎氏は14日午前、自宅前で報道陣の取材に応じ、豊洲問題について来週にも記者会見を開く意向を明らかにした。慎太郎氏は「弁護士と私の特別秘書と一緒に協議した。新しい知見もある。いろんなことが分かってきた。すべてのことを話す」と自信満々だった。
 
 
これ「すでに別荘売却…巨額賠償を阻む石原氏の“終活”相続対策」と題した日刊ゲンダイ215日の記事である。
 
 
何が「すべてのことを来週話す」だ。質問回答には記憶になかった筈だろうが(笑い)
この老人「まだら現象」で知らんふりでもするのか。そして偉い事言う割には意外と頭が良くない。本人所有資産をいくら処分しても、その分の罪が軽くなくなる訳ではないが、処分の対象が息子だとするなら、確かに贈与分払っても残るが、自分の罪の対価がかえって増え、その分の裁判官心象と罪の期間が減らないのである。80を超え、収監にも手心はあるが、天皇ご退位後であれば恩赦も無く、一生塀の中だろう。可哀そうだがこれも自業自得だ。
 
※この記事書いてる最中、豊洲移転を決めたのは私だと言う移転決定当時の中央卸市場長が現れたとのニュースが飛び込んできた。この問題は明日以降に譲りたい。