おおさか維新の会は参議院選挙のマニフェストを発表し、「古い政治を壊す。新しい政治を創る」として、統治機構の改革や、教育の無償化などを実現するための憲法改正や国会議員の定数と歳費の3割削減などを打ち出しています。
このなかでは「古い政治を壊す。新しい政治を創る」という目標を掲げ、憲法については、「時代に合った手直しは当然だ」として、道州制の導入など統治機構の改革や、大学院までの教育の無償化などを実現するための憲法改正を打ち出しています。
また、「身を切る改革」を徹底して新たな財源を生み出すとして、国会議員の定数と歳費を3割削減し、国家公務員と地方公務員の総人件費も2割削減するとしています。
経済政策では、来年4月の消費税率の10%への引き上げを凍結し、引き上げる際には、軽減税率ではなく、所得に応じて給付や控除を行う「給付付き税額控除」を導入するとしたほか、成長戦略として、すべての産業分野で新規参入の規制を撤廃・緩和するとしています。
松井代表「マニフェストの中身は日本の課題解決」
おおさか維新の会の松井代表は記者会見で、「われわれのマニフェストの中身は日本の課題解決だ。古い政治を打破して、日本の課題を解決できるような、新しい政治状況を作り出す。そのための処方箋を盛り込んだ」と述べました。
また松井氏は「国会の憲法審査会で本気で議論するためには、憲法改正の発議をしようとする勢力が3分の2の議席を占めることが必要だ。戦後71年、改正論議はタブー視されてきたが、まじめな議論ができる国会議員の数が必要だ」と述べ、自民・公明両党と合わせて3分の2の議席確保を目指す考えを示しました。
正直おおさか維新って本当に政治集団か?