27日のテレビ朝日系「報道ステーション」でゲストコメンテーターの元経済産業省官僚、古賀茂明氏が“降板”させられたと発言した問題で、古舘伊知郎キャスターが30日夜、番組内で謝罪した。番組の信用すら揺るがす古賀氏の不規則発言は、まさに“自爆テロ”だったらしく、騒然とするスタッフの混乱を、経済評論家の森永卓郎氏が31日、夕刊フジに暴露した。
30日の番組中盤で「お伝えしなければいけないことがあります」と切り出した古舘氏。
古賀氏がバッシングを受けたと指摘した菅義偉官房長官が同日、「全くの事実無根」と不快感を示したニュースを流した後、「番組としては、古賀さんがニュースとはまったく関係ない部分でコメントしたことは残念に思っています」と語り出した。
そして「テレビ朝日としては、そうした事態を防げなかったという1点において、テレビをご覧のみなさんに重ねておわびをしないといけない」と深く頭を下げた。言い訳のしようがない全面謝罪に、古舘氏の表情も厳しい。
もともと27日の放送直後から局内は大混乱だった。当日深夜放送の「朝まで生テレビ!」に出演するため、局内にいた森永氏は「番組終了から1時間以上たっているのにスタッフが20人ほど、古舘さんの楽屋の前にズラーっと並んで、出てくるのを待っていた。テレビ朝日が騒然となっていたんです」とその異様な雰囲気を明かした。
知り合いのスタッフは「あれをやられちゃったら、テロですよ、テロ」と慌てていたという。森永氏は「そのスタッフは古賀さんはもともと準レギュラーなので、『降ろすわけではないし、4月以降、一切出さないとも聞いていない』と話していた」と語る。
しかし「古賀さんは少なくとも降ろされたと思っているだろう」とし「普段は温厚な人なのであそこまでしたということは、古舘さんとの間で何かかなりのことがあったのでは」とも。
また、森永氏は30日のラジオ番組では、「圧力はやってはいけないが、本当にあったかどうかは興味がある」としたうえで「リベラル側の(コメンテーターの)仕事が減っているのは事実だが、右側も減っている。古賀さんは降ろされるのが初めてだったのでは。私なんか日常茶飯事なので何とも思わない」とも話していた。
何とも手痛い置き土産を残していったようだ
30日の番組中盤で「お伝えしなければいけないことがあります」と切り出した古舘氏。
古賀氏がバッシングを受けたと指摘した菅義偉官房長官が同日、「全くの事実無根」と不快感を示したニュースを流した後、「番組としては、古賀さんがニュースとはまったく関係ない部分でコメントしたことは残念に思っています」と語り出した。
そして「テレビ朝日としては、そうした事態を防げなかったという1点において、テレビをご覧のみなさんに重ねておわびをしないといけない」と深く頭を下げた。言い訳のしようがない全面謝罪に、古舘氏の表情も厳しい。
もともと27日の放送直後から局内は大混乱だった。当日深夜放送の「朝まで生テレビ!」に出演するため、局内にいた森永氏は「番組終了から1時間以上たっているのにスタッフが20人ほど、古舘さんの楽屋の前にズラーっと並んで、出てくるのを待っていた。テレビ朝日が騒然となっていたんです」とその異様な雰囲気を明かした。
知り合いのスタッフは「あれをやられちゃったら、テロですよ、テロ」と慌てていたという。森永氏は「そのスタッフは古賀さんはもともと準レギュラーなので、『降ろすわけではないし、4月以降、一切出さないとも聞いていない』と話していた」と語る。
しかし「古賀さんは少なくとも降ろされたと思っているだろう」とし「普段は温厚な人なのであそこまでしたということは、古舘さんとの間で何かかなりのことがあったのでは」とも。
また、森永氏は30日のラジオ番組では、「圧力はやってはいけないが、本当にあったかどうかは興味がある」としたうえで「リベラル側の(コメンテーターの)仕事が減っているのは事実だが、右側も減っている。古賀さんは降ろされるのが初めてだったのでは。私なんか日常茶飯事なので何とも思わない」とも話していた。
何とも手痛い置き土産を残していったようだ