山本太郎参院議員国会に提出した質問主意書が他議員に酷似の報道に支持者に対する裏切りに他ならない

 7月の参院選で初当選した山本太郎参院議員が先の臨時国会で提出した「生活困窮者自立支援法案に関する質問主意書」が、社民党福島瑞穂前党首提出の質問主意書と酷似していることが9日、分かった。政府の答弁書の手続きには多くの時間とコストがかかるだけに、政府関係者は「意図的に同じ内容の質問主意書を出したとすれば税金の無駄遣いだ」と指摘している。
 山本氏の質問主意書は、今年1月召集の通常国会に提出され、廃案となった生活困窮者自立支援法案について、生活困窮者の定義や就労訓練事業の具体的内容を問う7項目からなる。
 福島氏のものは「生活保護法案及び生活困窮者自立支援法案に関する質問主意書」。同じ6日に提出していた。
 1つ目の質問こそ生活保護法改正案に関してだったが、残る2~8項目は全て生活困窮者自立支援法案の質問だった。
 山本氏の1~7項目と、福島氏の2~8項目の全ての質問が酷似。このうち、「自立支援法案第一条にいう『自立』とは、就労による経済的自立のみを意味するのか、日常生活自立、社会生活自立をも含めた幅広い意義を有するのか」など3項目は一言一句同じ。他の項目も5カ所で「政府の見解を示されたい」などの文言が付け加わったり、別の言葉と置き換わっていたりするだけだった。
 脱原発や反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など両氏が掲げる政策は重なる部分があり、福島氏が参院統一会派の結成を呼びかけたこともある。
 山本氏の事務所によると、両氏とも同じ専門家から文案を提供してもらったという。事務所内の手続きミスで、そのまま提出したといい、「今後このようなことがないようにしたい」とコメントした。
 

これ『山本太郎議員の質問主意書、社民・福島と酷似 事務所釈明「手続きミス」』と題した産経新聞 8月10日(土)7時55分配信の報道である。
 

 やはりと言うべきか。危惧した通りの報道である。
 立候補する前からの訴え・主張を聞くになるほどと思った次第である。この山本氏に限らず、芸能人からの転進には少なからずあり、それが今回露呈したに過ぎない。
 芸能人と言うメディアに多く出演してる種族は得てして、ありがちである。だからこそ他人よりはしっかりとした、主観を持たなければいけないのである。普通の地方の政治に携わった者でも、事政治的主張には、他人の手を借りなければ出来無いくらい、選挙で闘う者は忙しい筈である。それが芸能人である。当然に政治的熟練者の助けは必然だろうと私は思う。だからこそ戒めなければならないのは、他人の手を借りての政治的主張である。政治を副業化してる者はまだ許されるが、それを本分にしたらそれは許されない。と言う事は、例え偽善的でも表向きはそうしてはならない事と思わなければならないのである。そう言う意味においては、今回のこの政治家としての山本氏は致命的なミスを犯したのである。致命的なミス以上に政治家としての資質がまるっきり無かったと言わねばならない。それ以上に支持した選挙民に対する裏切りに他ならないのである。