どの政党も「憲法改正が争点に」なっているが、私は違う

 菅官房長官憲法改正を夏の参院選の争点とすることを目指し、活発に発信している。
 8日の記者会見では、具体的な憲法改正の論点について「必要だと思うのは、環境権などだ。環境問題は憲法ができた当時、なかった。国民生活に大きな影響を与えるものだから、『加憲』で、憲法改正に入れていくのは当然のことだ」と環境権の明記に踏み込んだ。
 環境権は、「加憲」を掲げる公明党が新しい人権として主張しているテーマで、改正争点化に慎重な意見が多い同党に配慮したものとみられる。
 7日の福岡市での講演では、憲法改正の発議要件を緩和する96条改正に最優先に取り組む考えを示し、8日の記者会見でも「96条の改正がなければ、物事が進まない」と強調した。
 憲法改正に関する積極的な発信には、改正に意欲的な日本維新の会などと連携し、憲法改正に必要な衆参両院で3分の2以上の議席を確保する狙いがある。菅氏は9日、日本維新の会の橋下共同代表、松井幹事長と首相官邸で会談する予定。憲法改正を通じて公明、維新などとの連携を強化し、民主党を孤立化させる狙いも指摘されている。
 

読売新聞の報道だ。
 

 ここのところずーっと、国会議員の方々は今秋の参議院選憲法改正が争点に」なるとして一致しているがはたしてそうだろうか。
 神代の昔から生活している人民は、今何が必要か、何が足りないのかと問われれば、何を望むのか。私はいつの世もここから始まると思っている。
 今我々人民は切実に、このデフレ不況を何とかしてもらって、バブル前の好景気に戻してもらいたいと願っている筈である。こんな時にはやはり切実に衣食住の事しか頭に無い。毎日の暮らしの中にしかそれは見えてないのである。こんな時に例えて悪いが、何故スーパーのバーゲンセールに主婦が集まるのか。何故ユニクロ製品が売れるのか、それは切実なる人民の欲求、つまりニーズだからである。政治の世界の人民のニーズとして今どうしても「憲法改正」が必要なのか。私は考えてしまう。確かに私は「憲法改正」は必要なのは理解するが、何よりもまずそれが人民の優先課題とは思わない。それは広義においてのみの必要性と考える。まずは人民の明日の米の心配が最優先と思っている。そして人民の全てのニーズが満たされた後が「憲法改正」の問題と私は思っている。私から見れば何か議員の方々は変な裃を着て人民と接しているのではと思ってしまう。違う考えの方が居たら是非その考えを聞きたい。