忘れ去られた戦中戦後の時代背景を蘇えさせてくれるNHK連ドラ「虎に翼」に感謝だ!

 令和に入りめっきり戦後の時代ドラマが殆ど無くなったが、久しぶりに戦時中の荒廃期を映し出してくれるNHK連続テレビ小説「虎に翼」に感謝だ!

 

 戦後っこの代名詞である昭和22年生まれの団塊の世代第1期生である私たちももう後期高齢者となり今や孫の世代に養われているような世代になってしまった。

 我々の時代の高校進学(1963昭和38年で最初の東京オリンピックの前年)率は全国平均7割弱であったが我々の当時の中学時代は3人の内1人位が高校進学でその内の2人は所謂当時「金の卵」と言われ現在の高度成長期の礎となった人間たちである。また当時の大学進学(1966昭和41年)率は全国平均24.5%であったが我々の高校生時代は、それこそ5人に1人位しか大学に進学して無かった時代なのである。今や高校進学率は99%、大学進学率は7割強であり、我々団塊の世代とはまるで逆転そのものである。そのためか今は世界第二次大戦は忘れ去られ死語となった感がする。当然に親の時代の戦時と戦後の生の体験談を聞かされた戦争の知らない我々が祖父母となり、その貴重な体験談さえ伝える事出来なくなった今、この朝のNHK連続テレビ小説「虎に翼」が教えてくれる事に感謝したい。