久し振りの上京、さすが東京と感嘆した

 義兄の入院のお見舞いに上京した。

 約半年ぶりの上京であるが、東京は日々変わってる。

 いつも感じるのは人の多さである。移動はいつも電車であるが朝と夕の通勤通学時間帯を避けても良くこれだけの人間が何をしてるのかと思うほど電車の中混んでる。

 10数年前脳出血で倒れて以来の後遺症で独歩がやや難の私は、いつも妻に手を引かれての旅となって居るが、まっ直ぐ歩けないにしても何とか歩けるから、好きな温泉の大浴場には入いれるから、東京でも宿泊先は大浴場付のホテルと決まってる。

 今回はいつもの常宿の東京駅傍のホテルが満室だったので、かねてから一度はと思ってた最近出来た両国のタワーホテルにした。丁度両国国技館の真後ろにあるホテルだ。30階建てのホテルで眺めは良い。都会のホテルは大概素泊まりが多いが、朝食付きにした。

 ここは大相撲の両国だから呑助には最高の場所である。特に(南口だと思ったが)東口の飲み屋街は圧巻である。

 最初の泊の夜この東口に繰り出した。どこの店にも入りたい衝動にかられたが、ある新鮮魚介類のお店に入った。約2時間ほどだったが都会の夜を堪能した。あらかた食べ終わり小腹を満たそうと最後にマグロのズケ握りを頼んだ。いつもの田舎の居酒屋のズケ握りとは違ってこんなに美味い握りあったのかと思うほど美味かった。どこが違うのか? やはり都会の客の多さにより尋常な味付けでは生き残れない苦労がこのような味付けになったのだろうと思った。さすが東京と感嘆した。