今回の東京滞在で憂慮した事

 私は戦後生まれの70代だが、今回の東京滞在で凄い疑問と憂慮を感じた。

 私は4年間東京で建築学を学んだ。が親父が土木工事会社を営んでいたため、ゼネコンに就職できず田舎に帰って来て、今では跡を継ぎ今日に至っている。建築を選んだのだったが土木専門のため結果的に建築は素人同然と言って良い。たまに頼まれ住宅の設計をする位であった。

 上京して気付いたのは、余りの人間(ひと)の多さに改めて閉口した事だった。それと同時に建物や建築施設の多さである。流行に遅れまいと年1回位は上京してたが、ここのところのコロナ禍でここ2~3年は空けてたお陰で、タイムスリップしたみたいな感じも結構あった。ホテルから見る夜景や、暑さによるエアコンや建物の日中の電気等どのように供給してるのか、本当に建築を学んだ者としても不思議であった。これだけの人間(ひと)の数や施設の消費電力良く絶えずに供給出来てるその姿に、改めて経済日本の姿に感心した。私は慎重な人間である。かってのプロ野球読売巨人軍川上哲治監督のように、石橋をたたいても未だ渡らずであるが故にいらん心配が頭をよぎる。もし最近の東日本大震災クラスの地震がもしこの東京に起きたら、殆どの人間は恐らく助からないだろうと思った。特に地下道歩行中に地震に遭遇したら十中八九助からないだろう。そんな事考えながら歩くと、地下道や地下鉄等怖くて行けなく、出来るだけ地表道を歩いた。(大笑い)