政治回顧録

 

 私は政治に興味を持って約半世紀超の団塊の世代第1号である。

 当時我が日本は戦後の復興真っただ中で、時の政権者は戦後2番目の長期を誇った佐藤栄作総理大臣だった。その時沖縄返還を実施し、後に子分の官僚を経験した福田赳夫に譲るべく画策したが、同じ子分に近い田中角栄にカネの力で足元をすくわれ、結果退陣表明時に嫌いだったマスコミに皮肉を残し後味の悪い結末退陣をした。後に宰相となった田中角栄は当時珍しい学歴の無い高小卒の宰相だったが、持ち前のコンピューター付きブルドーザーの異名よろしく今太閤の庶民宰相として日中国交化を成功させた。その後ロッキード疑獄に倒れたが、三木赳夫と言うクリーンな政治家にクッションを置き後に生涯のライバルであった福田赳夫に譲った。以後大平正芳鈴木善幸中曽根康弘竹下登宇野宗佑海部俊樹宮澤喜一細川護煕羽田孜村山富市橋本龍太郎小渕恵三森喜朗小泉純一郎安倍晋三福田康夫麻生太郎鳩山由紀夫菅直人野田佳彦安倍晋三菅義偉と現在の岸田文雄と22人の各氏と暦年の如くに代わったが私的に思うに宇野宗佑海部俊樹村山富市のような傀儡政権は別としてやはりバカの一つ覚えの郵政民営化を叫んだ小泉純一郎が一番無能だったように覚える。彼には本当の国会議員としての資質が無かったように覚える。その証として、普段頭にあるのは国民の代表としての政策通より女の下ネタしかなかったように思うし、彼の時の平成15年時の「個人情報保護法の制定」に見て取れる。これ等何の事無い国民の個人情報を守ると言うより警察・検察機構自らの都合の良い法律を考えた事に見て取れる。これ等国民の都合と言う事より調査のソースを明かさなくて良いと言う都合だけしかないからである。小泉総理はそこまでも考えていなかったと言うより考えようと言う質さえ持ち合わせてなかったからである。その法律がことごとく随所に現れ今では検察・警察捜査の隠れ蓑になって居る。これも無能だった小泉のせいだと言うしかない。本当に残念である。