どうして競技終了直後に選手に感想を聞くのだろうか?

 1年遅れの東京オリンピックも後半戦に突入だ。

 いつも不思議に思うのは、競技終了直後に選手に感想を求める事である。選手は4年に1度のしかもようやく選抜されての懸命の競技の結果だと言うに、それもいちように同じ感想を求めてる。「今のお気持ちはどうですか?」壊れたテープレコーダーと同じで、どのテレビ局のアナ皆同じことを聞いている。

 陸上の100m競技のように10秒くらいで終わるのはまだ解かるが、400mや800m以上の競技になれば、全力を出し切った直後のインタビューは選手の疲れで見てる者もいささか辛いと感じる。それも直後の感想は勝った者は嬉しく、敗れた者は言いようの無い口惜しさが滲み出るのは当然である。何故もう少し間を置かないのだろうか? それが選手への気遣いと思えるのだが・・・・。もっとも競技直後でないと視聴者にその興奮が伝わらないからだろうとは思うが、一考の余地ないのだろうか? 敗れた選手には本当にかわいそうになる。