黒川弘務・元東京高検検事長(64)らの賭けマージャン問題で、単純賭博罪で不起訴(起訴猶予)となり、東京第6検察審査会に「起訴相当」と議決された黒川氏について、東京地検が同罪で略式起訴する方針を固めたことが関係者の話でわかった。「不起訴不当」と議決された産経新聞記者2人と朝日新聞元記者については、改めて不起訴とする見通し。
黒川弘務元検事長
地検は昨年7月、4人が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中だった同4~5月に産経記者宅で4回にわたり賭けマージャンをしたと認定。ただ、「旧知の間柄の娯楽だった」などとして、黒川氏が辞職したり、記者ら3人が懲戒処分を受けたりしたことも踏まえ、全員を起訴猶予とした。
一方、同審査会は同12月、「黒川氏は刑罰法規を承知し、賭博行為を自制・抑止すべき立場にあった以上、起訴猶予の判断は誤りだ」と批判。3人については、「記者らが賭けマージャンを定期的に行った動機や事情が判然としない」とし、再捜査を求めていた。
これ『賭けマージャン巡り、黒川元検事長を略式起訴へ…検審で「起訴相当」』と題した読売新聞2021/03/13 05:00の配信記事である。
しかし、日本という国はとつくづく変な国と思う事しばしばである。
表向きは賭け麻雀での単純賭博罪と言う事だが、安倍前首相が絡んだ権力の私物化に対する恣意的人事への国民感情の表れをくみ取った措置と言えなくはない。戦後の政治史において、こんなにも悪辣に人事がゆがめられた政権は見たことがない。何か権力者になって舞い上がって前後の見境が見えなくなって何でも出来ると勘違いし、やった田舎者の仕業としか思えない。稀に見て酷い政権だった。果たして菅現首相それも継承するのだろうか?