積極性を増した自民党総裁候補者・岸田文雄政調会長 だが持って生まれた性格は変えようがない?

 自民党岸田文雄政調会長が、テレビ局をはしごして番組収録に臨むなど、長年の課題とされてきた発信力不足の克服に動き出している。「ポスト安倍」を問う世論調査ではライバルの石破茂元幹事長らの後塵(こうじん)を拝しており、積極的な露出により政治家としての考えやキャラクターを浸透させる狙いも透ける。

 

 「自分の色を十分出し切れていなかった。岸田文雄がどう思っているのかをしっかり出さないといけない」。岸田氏は5日放送のテレビ朝日番組で発信力強化への意欲をこう語った。

 

 これに先立つTBSでのCS番組の収録では、新型コロナウイルスに対応する改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正について「休業要請に応じなかった方に厳しく対応する考え方はあっても良い」と強調。特措法改正に慎重な意見が目立つ政府・与党の幹部の中では踏み込んだ印象を残した。

 

 毎週月曜日の定例記者会見でもメディアの注目を集める発言が増えており、3日には地元・広島での「黒い雨訴訟」で原告全員の請求を認めた広島地裁判決をめぐり、国が援護の対象とする区域の拡大を求める考えを表明した。

 

 発信力強化の背景には、次期党総裁選に向けての焦りも見え隠れする。岸田氏側は安倍晋三首相や、その盟友の麻生太郎副総理兼財務相の後押しを支えに勝ち抜く戦略を描いてきた。しかし、最近は両氏の周辺から発信力が上向かない岸田氏を推すことに懐疑的な声も上がっていたからだ。

 

 岸田派(宏池会)ベテランは「ギアが入ってきた」と変化を歓迎しており、従来の「温厚で堅実だが地味」というイメージから脱却できるかが、今後の焦点になりそうだ。(永原慎吾)

 

 

これ「発信力強化? 自民・岸田政調会長がテレビをはしご出演 ポスト安倍見据え」と題した産経新聞2020/08/05 20:54の配信記事である。

 

 

政治にはかなり詳しいと自負してた私だが、不覚にもこの岸田さんだけが自民派閥の長にいつどうしてなったのか殆ど解らない唯一の人である。

人材豊富な宏池会の中で私は谷垣禎一さんが突出し、総裁になって首相になるものと思ってたから、派内派の古賀誠さんには殆ど興味もなく、その流れを汲む岸田さんには当然知るべきもなかったから当然と言えば当然だが、正直ここまで来るとは思いもよらなかった。さてその岸田さんだが、どうして宏池会の人間と言うのはこうもクソ真面目な人間が多いのか不思議でならない。積極的に他人をかき分けて人の先頭に立ち、俺に着いて来い式人間は皆無だ! 例えば小学校の授業で、これ解るやつ手を挙げろと先生が逝ったときに誰も手を上げずに居た時、クラスの全員がある一人の人間を一斉に見た先の秀才人間、そんな感じの岸田さんの気がする。昨日も拙ブログでこの人を女の腐ったようなと書いたが、そのように常に注目され自ら発信する出なく、自然に周りの人間から推されて出ていく?そんな人間が岸田さんだ。このような人は政治家と言うよりは研究者に向いているのではと岸田さんを見るときいつも感じてしまう。今は亡き今太閤田中角栄さんのブルドーザー的な周りの人間をグイグイ引っ張っていく強烈な個性の政治家が望まれると考えるの私だけなのだろうか? この停滞した時期だけにそう感じる。