日本文学研究者のロバート・キャンベル東大名誉教授(63)が、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んだトランプ米大統領を「アジア系市民の不安、子供へのいじめなどまるで念頭に置かないリーダー」と批判した。
キャンベル氏は18日、ツイッターを更新。トランプ大統領のツイートを貼り付け、「新型コロナウイルスのことを『チャイニーズ・ウイルス』とわざわざ大文字でレッテルを付けることでしれっと人種差別を焚き付け、票を集める。この人の常套手段ですが、アジア系市民の不安、子供へのいじめなどまるで念頭に置かないリーダーってなんだろう、考えさせられます。日本にもいますね」とした。
トランプ米大統領は17日、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んだことに中国が反発しているのに対し「ウイルスは中国から来たのだから全く正しい呼称だと思う」と正当化した。ホワイトハウスでの記者会見で語った。「中国が『ウイルスは米軍が持ち込んだ』と偽情報を流すから来た場所の名前で呼ぶべきだと言った」と反論した。
これ「キャンベル氏、トランプ氏の中国ウイルス発言を批判」と題した日刊スポーツ新聞社 2020/03/18 13:42の記事である。
私はこのキャンベル氏のような高等な考えは持てない。これへの考え方は米国や日本のような資本主義的民主主義国家と中国のように共産党一党独裁の閉鎖的な考え方の違いと言える。政治に「もし~たら」はタブーだがあえて使わせて頂けば、もし中国の武漢市の責任者がもう少し早くこのウィルス情報を流していたら、こんなには広がらず対策はとれていた筈である。その証はこのウィルスの流行を予想して最初に公に警告した事で当局から戒告を受けた中国の亡くなった医師が注意喚起を促していたにも関わらず、それをを許さなかった事にある。それをさも米国の策略に置き換えそうとして他国に責任を転嫁しようとしたからであり、トランプ大統領で無くても自由主義国は全て「中国ウィルス」と思っている事だと私は思う。
このキャンベル氏みたいに神様みたいに考えられる人間はどれ程居ようか。私にはそんな純真な気持ちにはなれないし、一言でも良い中国独裁政権の習近平主席は全世界に向けて謝罪の言葉発するべきである。それとこれは国民性だろうが、中国湖北省武漢市の市場では、今もって野生動物の肉を売っている。果たして衛生上大丈夫なのだろうか? いやしくも世界の食料の台所を自認する中国は、路上の非衛生の屋台からでも衛生上のセキュリティを考えてからモノ言うべきと考える。