現在の「安倍1強」を作った菅官房長官妬み・ヤッカミを逆に糧にしてこのまま突っ張るしかない!

 ウグイス嬢ら運動員に法定上限を超える日当を支払った疑いで刑事告発された河井案里参院議員、さらには夫で元法相の克行衆院議員=いずれも自民党=が崖っぷちだ。広島地検は案里議員だけでなく、克行議員の事務所や自宅なども家宅捜索している。案里議員の秘書で、克行議員の元秘書でもあったT秘書が広島地検から呼び出され、任意の事情聴取を受けている。国会が開幕した20日、河井夫妻は姿を見せ、記者団の取材に応じたが、疑惑について説明しない考えは変わらなかった。

「身体検査までされました。10年くらい前の携帯電話まで押収した」(捜索されたウグイス嬢)
 河井夫妻にはウグイス嬢への「日当疑惑」だけではなく、新たな疑惑も浮上している。
「これ見てください」と参院選で案里議員の選挙を手伝ったAさんは記者にスマートフォンを差し出した。
 そこには、Aさんの銀行口座明細が。
<20190731 43000 ジユウミンシュトウヒロシマケンサンギインセンキョク ダイナナシブ>と記されていた。
 自民党広島県参議院選挙区第7支部は案里議員が支部長を務める政党支部だ。
 Aさんは昨年7月末、克行議員の政治団体河井克行を育てる会」の広島市内の事務所にT秘書から呼び出され、報酬11万2500円を現金で受け取ったという。

「Tさんから残りは振り込みますと言われ、残りを振り込みで受け取った。案里議員の選挙を11日間、バイト感覚で手伝いましたが、公選法違反になることを知らなかった。報酬は返却しようと思う」(Aさん)
 Aさん以外にも報酬を受け取って案里議員の選挙を手伝った運動員は複数、いるという。日当疑惑などを刑事告発した都内の男性はこう話す。
「1月15日に広島地検から『告発状を受理した』と連絡があった。公明正大に捜査してほしい」
 今後、捜査は政界にどんな影響を与えるのか。
「克行氏は菅官房長官の子飼い中の子飼い。昨夏、案里さんを参院選に出馬させたのも、菅氏がポスト安倍でライバル視する岸田文雄政調会長の派閥議員を落選させる策略だった。結果、岸田派議員が落選したので、克行氏は法相に抜擢されたが、疑惑発覚で辞任。菅氏はIR疑獄も重なり立場なく孤立している」(自民党幹部)
 その菅氏は10日、「桜を見る会」の招待者名簿の取り扱いについて、公文書管理法違反を認めた。野党は各党の国対委員長が会談し、違反が菅氏の足元で行われていたとして菅氏に辞任要求することで一致した。
自民党内部にも対立があり、安倍さんを守るために、菅降ろしをしかけているのではないかと見られるふしもある」(政治ジャーナリスト)
 一方、「IR汚職」の捜査も着々と進んでいるようだ。捜査関係者はこうつぶやく。
カルロス・ゴーンレバノン逃亡は検察の失態。ゴーンが何かアクションを起こすたびに、日本だけでなく、世界のマスコミが大騒ぎするから、上層部はめちゃくちゃ気にしているよ。IR捜査で検察の威信を示すと言っている」
 東京地検特捜部は14日、衆院議員の秋元司容疑者=自民党離党=を、中国企業「500ドットコム」などから約350万円の賄賂を受け取った疑いで、500社顧問の紺野昌彦ら3容疑者を贈賄容疑で再逮捕した。秋元容疑者の元政策秘書、500社と共同でIR参入を計画していた札幌市の観光会社会長も在宅起訴となった。
 札幌市の観光会社関係者はこう話す。
「うちはホテル代20万円とスキーのリフト券を、秋元先生に渡したということが賄賂だと取り調べられた。国会議員の先生が家族で来られて、何もしないわけにはいかないから代金を請求しなかっただけ。検察は飛行機代も払ったんじゃないかと疑っていたが、うちは出していないよ」
 秋元容疑者に近づくメリットは特になかったという。
「秋元先生よりもっと上の方をたくさん知っているからね。500社側が熱心でニセコが一歩リードしている状況で何とか留寿都に持ってこられないかと力を入れていた。もっと慎重になればよかった」(観光会社関係者)
野党共同で立ち上げたカジノ問題追及本部の第2回ヒアリング(16日)で、無所属の階猛衆院議員が、こう追及した。
外為法違反で1500万円の現金が日本に持ち込まれているわけですが、賄賂に使われたとされる300万円以外の残りの1200万円が行方不明。行方がわからないうちに、(カジノ推進の)ルールを作るのはおかしい」
 国会が始まった20日、立憲民主などの野党4党は、カジノ営業を禁止する法案を衆院に提出した。
 野党は「IR汚職」のほか、「河井夫妻」「自衛隊の中東派遣」「桜を見る会」の問題についても追及する構えだ。(本誌・上田耕司/今西憲之)
週刊朝日2020年1月31日号より抜粋


これ「カジノの次は…崖っぷちの河井前法相夫妻  後見人の菅官房長官は官邸で孤立〈週刊朝日〉」と題したAERA.dot.1/21(火) 10:10の配信記事だ。


政治の世界はさながら嫉妬・ヤッカミの世界であり、「出る杭は打たれる」至極当然の世界である。時に「安倍1強」を作ったこの菅官房等は、その後の日の当たる場所のみ歩き続けている事もあって嫉妬やヤッカミはある意味理解できるが、何でも適度が日本古来の伝統なるが、少々やり過ぎた感が取れない。が故に反安倍陣にはターゲットにされるのであろう。無理からぬ事ではある。がこれも政治の世界である。一度敵を作れば中々それから抜き出る事は難しいのも事実である。それもまた政治世界である。今後菅官房のとる道はこのまま突っ走るしかないという事であり、それは本人が一番理解してる事であろう。今後の幸運を祈るとしか言えない。