海江田さん立候補ようやく閉塞感打破

 宰相たる器とは、類まれなる時の嗅覚と早めの行使。と私は思っている。また俗的には政治が三度の飯より好きでマメで、何をするのにも厭わない性格の人と私は意義付けている。つまり、怠け者では出来ないという事である。

 これを考える時私は、今の菅首相は失格だと思っている。先日3日の衆院予算委員会で菅政権の消極姿勢を追及した、みんなの党江田憲司幹事長の質問と発言に良く表れている。彼は野党でありながら民主党菅首相に対し「いつもそうなんですよ。だって(歳費)日割り法案だって、われわれが音頭をとらないとこんなことすらできない。政権政党の責任を果たしてください。まず、提案をしていただかないと。一番、大きい政党なんですから。みなさん、主導権を握っているわけですから。企業団体の献金の禁止も昨年の夏に約束されて9カ月、10カ月たっている。与党が提案をするというのを国民は期待しているんじゃないですか」と、形を変えた叱咤激励かふがいなさの奮起の言だった。これ等はこの内閣、本当にやる気があるのか、首相が居眠り(本当は眠っている)してるように見える姿等、国民はこの危機感の無い政権にウンザリしてるのも事実と思われる。
 こんな状況下で海江田さんが党首選に立候補を表明した。

 昨年歓喜で迎えた政権交代以後の小鳩体制失脚以来の閉塞感を振り払う、久しぶりの明るいニュースと私には感じられた。
 恐らく大マスコミはまたもや小鳩の傀儡だのと騒ぐだろうが、正直ここまでくれば、鳩山、小沢がどうのという事より私は、今後の日本を占う大事な宰相選びと認識し、早速民主党のサポーターの登録、会費を昨日納入した。
 昨年より私は民主党支持者であったがサポーターの登録はしないでいた。しかし、菅首相のあまりのふがいなさに、これではいかんの気持ちがそうさせたのだろうか。
 ここのところの大マスコミは、日本の威厳と影響力を守るためには、首相をコロコロ代えるべきでないとの報道が成されているが、私はこう言う首相だからこそ最後のもう1回お願いしたいと申し上げたい。またそれが菅首相自身は国民に対する抵当権と思ってる。だから駄目だと私は言いたい。