近来の新党論には珍しく「錦の御旗」が無いに等しいこの「野合=寄せ集め」新党、私は中止を進言したい。今の内だったらまだに合うと思う。どうして新党なのか。平沼新党とするなら、今の無所属平沼グループではいけないのか不思議に思う。
今から10数余年前の1993年(平成5年)現自民党より小沢一郎や竹村正義らが離党後新党(新生党、新党さきがけ)を作ったのがはしりとなり、その後に雨後の竹の子の如く出ては消えの繰り返しとなり、最近ではみんなの党と改革クラブが新しい。少なくとも今までの新党には「錦の御旗」はそれなりにあった。新生党は選挙制度改革、みんなの党は国・地方行政改革と公務員制度改革と言うのがあったが、今の平沼新党には何も無い。私はそれなりに平沼さんは評価していた方だが、今回の行動には首を傾げるというのが正直な気持ちだ。今この閉塞感の強い時期に新党と言えば、それなりに政治に興味を持っている者にしてみれば、かなりの高揚感を持つものだが、今回に限り関心も興味も湧かないし、何となく寂しいし侘びしい。この新党の裏には、読売の渡辺恒雄、中曽根大勲位、それに石原東京都知事とくれば、申し訳ないが60を過ぎた私でも?と思うのに、若い人ならなおさらだ。もう1度言う平沼新党中止したらと。