ここ中盤での世論調査の結果が読売・日経・毎日の大新聞で発表された。読売・日経の場合は本社調査としてるが、日経による合同調査だったと言うおまけ付きだが、いづれにしても結果は民主党が３００議席を越す勢いなのだそうだ。しかし、本当なのだろうか、にわかには信じ難い。私は政権交代が望みとは言えチョット以上に思える。全く４年前の郵政選挙と正反対の結果となる。日本人は、世情に敏感で竿に流され易い民族なのだろうか。でもここで良く考えてみると、４年前の郵政選挙とは少し事情が違っているように感じる。４年前は小泉と言う特異なキャラクターの持ち主が、日本の閉塞した状況に変化を渇望していた大衆の圧倒的な支持を得て、また、それこそ眠っていた無関心層を引き付け小泉劇場を演出した、どちらかと言えば少し次元の度合いが低かった選挙に比べ今回は、不況と言う経済打撃によって、国民の長年の中流意識生活感が失われた結果、国に対する怒りが爆発したものと私は見る。
もし、その予想が今回の選挙で当たるとしたら、５５年体制の崩壊どころでは無くなり自由民主党と言う政党が崩壊することを意味すると私は思う。
私はこのブログの開設時に書いたが現実に建設と不動産業者である。その業種からして皆さんお解かりの熱心なる自民党支持者？と思いきや、隠れ野党でありました。
私の住所は地方の田舎都市、当然自民党の役員でございます。選挙のたびに党員獲得が至上命令でした。誰のためにやると思います？皆さん自分のためじゃないんです。すべては選挙区と比例区の自民党立候補者のためです。党員は自分の意思でなくても党費は自分持ち、はては東京での政治資金パーティです。１枚２万円です。これが各業者に１０枚づつ割り振られ、これだけで２０万円でしょう。しかも、場所は東京ですよ。本当に出席するとしたら交通費も掛かります。と言う事は議員の先生方もよーくご存知で、発行枚数は１枚２万円でしめて２億円です。そして笑い話じゃないがこのパーティの定員は約３００人位です。よーく考えてみると、いや考えなくても解るか（笑）、つまり我々にこのパーティに出席しないで金だけ出せと言ってるんです。このパーティの収支を計算すれば収入が２億円、支出が３００人×多くて３千円／人＝約１００万円 合計すると２億円－１００万円＝１億円９００万円です。考えて下さい皆さん。これは政治資金パーティと言う名を借りた立派な詐欺じゃあありませんか。その見返りは政官民談合によって殆んどございません。つまりこのパーティ券を幾ら買ったかによって工事が取れるんです。私はアホらしくて辞めました。当然ながら自民党政権が続く限り工事は受注出来ません。これが自由民主党なんです。これの知らない自民党擁護の方々は、さぞかし立派な党と思ってる事でしょう。我々はその自民党の先生方と実際膝を交え酒を酌み交わしながら、話をしたから本当の話です。前にも書きましたが、自民党の先生方の大半は本来の仕事である政策立案能力等は出来ない筈です。出来るんだけれども偉くなっちゃって秘書か、官僚に丸投げし最近はゴルフしかやってないから無理なんです。こうだから官僚に頭が上がらず、官僚の天下り等も黙認せざるを得ないのです。これが現実なんです。
