ここの所の森友・加計学園問題は検察関係者のリーク?

 ジャーナリストの田原総一朗氏は、陸自の日報問題、モリカケ問題などについて、リークした機関を推測する。
 
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 次から次へと、政府にとって“不都合な事実”が露呈している。そのいずれもがリークである。
 
 42日に小野寺五典防衛相が、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が112日に確認された、と公表した。イラク派遣は、小泉純一郎首相の時代である。なぜ今になって公表されたのか。しかも4日に防衛相は、実は去年の3月に陸自が確認していたのだと公表した。新たな謎が生じた。なぜ陸自1年近くも隠ぺいしてきたのか、森友学園に関わる決裁文書改ざんで大騒ぎのこの時期に、しかも自らの恥をさらすような公表をするのか。さらにその後、航空自衛隊の日報があったこともわかった。
 
 また、森友学園問題は国会でもマスメディアでもほぼ過去のことになりつつあったが、32日に朝日新聞が、財務省が決裁文書を改ざんしていると1面トップで報じて火をつけた。もしも朝日新聞が報じなければ、財務省は改ざんを隠ぺいして、国民を騙しつづけるつもりだったわけだ。いやしくも民主主義を標榜する国にあってはならないことである。
 
 さらに44日、NHK19時のニュースが、財務省理財局の職員が、問題の国有地のゴミをトラック数千台で撤去したと言ってほしい、と森友側に頼んだ、と報じた。これが事実だとすると、8億円の値下げが先にあり、そのために大量のゴミを撤去したという嘘の理由をつくろうとしたのだということになる。しかし理財局にとって8億円値引きすることは何のメリットもない。もちろん必然性もない。となると、上、つまり政界から何らかの力が働いたのだと思わざるを得ない。
 
 それにしても、32日の朝日新聞の報道は自信にあふれていて、私は財務省の何者かがリークしたのではないか、と考えていた。ところが事情通たちは、大阪地検のリークではないかと捉えているようだ。それが事実だとすると、地検は何をどうしようと図っているのだろうか。さらに、NHKのニュースもよほどの確証がなければ報じないはずだが、それを掴んでいるのは地検である。
 
 そして410日に朝日新聞東京新聞が、“201542日に、愛媛県今治市加計学園の幹部たちが首相官邸を訪問して柳瀬唯夫首相秘書官(当時)らと面会した際に、柳瀬氏が「本件は首相案件になっており、内閣府の藤原次長のヒアリングを受ける形で進めてほしい」と発言したと、愛媛県の文書に記載されている”と報じ、その日、中村時広知事が認めたことが確かめられた。
 
 となると、安倍首相が、17120日までまったく知らなかった、と国会で答弁したことの信ぴょう性が問われることになる。
 
 柳瀬氏も国会で“面会した記憶がない”とあいまいな答え方をしている。面会を認めれば、安倍首相が嘘を言っていたことになり、このように答えるしかなかったのであろう。
 
 だが、文書の作成を県知事も認めたとなると、安倍首相の信任が強く問われざるを得ない。11日の国会でも、安倍首相は、説得力のないはぐらかしをくり返すばかりであった。
 
 安倍首相は、「私や妻が森友学園の許認可や土地売買に関わっているとすれば、私は首相も議員も辞める」と国会で答弁した。森友学園ではあのように答弁したが、加計は違う、などという弁解は認められない。
 
 はぐらかしはいつまでもは通用しない。安倍首相は責任を取るべきではないか。
 
 
これ『田原総一朗「追いつめられた安倍首相、責任を取るべきだ」〈週刊朝日〉』と題した週刊朝日 2018427日号を載せたAERAdot4/18() 7:00の配信記事である。
 
正にに田原さんのおっしゃる通りである。私もこの記事が出たから言う訳では無いが、その内容と言い、そのタイミングと言い、これはただのリークではないと思っていた。ただの内部の精通者ではないと思っていたが、それを一番良く知る者、つまり検察関係者でしかないと思っていた。何故ならその場所及び時期を考えるに局部的でないからだ。大きな大局的というか、日本国と言う国単位での広い地域の中で繋がって全て辻褄が合っているからである。これは永田町でもなく、唯の行政区域での霞が関でもない、本当に内情を知るもの、となれば検察関係者以外には無いと思ったのが本当の気持ちである。じゃ何のために。思うに国の裏のとてつもない大きな権力にまたもや潰されかねないと危惧した者の仕業ではないかと考えられる。昔から政治は汚いものと見て来た私にはそのように考えるしかない。今の強権的な安倍政権はやるかもしれない。法律さえも都合よく変えれる、安倍政権である。以前書いたように日本の法曹界創価で埋まり公明次第である。今回の大阪地検のこのんな事件等潰すに大した事ない安倍政権だからだ!