秋篠宮家の長女・眞子さまと大学時代の同級生・小室圭さんの結婚が延期とは実質破談?

 秋篠宮家の長女・眞子さまと大学時代の同級生・小室圭さんの結婚が延期になった。お二人が挙げた理由は、「充分な準備を行う時間的余裕がない」。「異例」「前代未聞」とされる事態の背景に何があるのか。
 宮内庁宮務主管が記者会見を開き、秋篠宮家の長女・眞子さま26)と、国際基督教大学時代の同級生で法律事務所勤務の小室圭さん(26)の結婚延期を発表したのは26日。34日に予定されていた一般の結納にあたる「納采の儀」まで1カ月を切り、114日に帝国ホテルで予定されていた結婚式までも9カ月足らずというタイミングで、異例の発表だった。
 2019年は天皇陛下の退位や皇太子さまの即位に伴う一連の儀式が続くため、すべてを20年に延期するという。
●時には立ち止まって
 秋篠宮家に詳しい皇室ジャーナリストの高清水有子さんは、延期の背景をこう語る。
「どこに新居を構えるか、小室さんのお母さんやおじいさんと同居するのか、結婚後の生活設計はどうするのか、といったお話は、具体的に決まっていませんでした。眞子さまが『急ぎ過ぎていたのだと思います』と書かれているとおり、急ぐ原因となったであろう、昨年5月の予期せぬ婚約報道が悔やまれてなりません」
 175月のNHKの「婚約内定の見込み」という報道は、お二人に婚約の意思があったとはいえ、まだ交際中のできごと。高清水さんは「眞子さまは小室さんをご両親はじめご家族には紹介されていましたが、母方の祖父母にあたる川嶋辰彦ご夫妻には、正式にはご紹介できていない状況だったのです」と話し、眞子さまの心境をこう思いやった。
「一度決めて発表したことを延期するのですから、とても勇気のいることだったはずです。けれども、まっすぐ進むだけではなく、時に立ち止まって、周囲の状況や助言を伺ったうえで最善の選択をする。小さい頃からの秋篠宮家の教育と、眞子さまらしい誠実さが出ていると思います」
 
●初の「誰も知らない方」
 昨年末から、小室さんの家族をめぐる金銭トラブルがあるとする週刊誌報道が相次いだこととの関連はどうか。宮内庁は否定しているが、影響を指摘する有識者も多い。
 静岡福祉大学教授の小田部雄次さんはこう指摘する。
「結納まで日が迫っているのに直前で延期。何か問題があって、それを解決したいのだと考えるのが自然だとは思います」
 事前の情報収集が不十分だったのではないかと指摘する声も上がったが、小田部さんによると、女性皇族の結婚に際してはその仕組みがない。
「男性皇族が結婚すると、お相手は皇族になるので、皇族会議が開かれ審議されます。しかし、女性皇族の結婚では、皇族会議は開かれません。つまり、お相手について確認するプロセスがないのです。宮内庁秋篠宮家が一般人をどれだけ事前に調べるのか、というのも難しい問題でしょう」(小田部さん)
 元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんも、こう話す。
1947年に現行の皇室典範が施行されてから、皇族女子の結婚は7例。旧華族のご子息など、よく知られた方がお相手でした。紀宮殿下がご結婚された黒田慶樹さんは、旧華族のご子息ではありませんが、秋篠宮殿下のご学友で、小さいころから東宮御所に遊びに来られていた方です。多くの宮内庁職員が知っていました。そういう意味で、今回のように誰も知らない方と、というケースは初めてでした」
 山下さんも、延期の背景に週刊誌報道の影響があると考えるのが、つじつまが合うと話す。
「皇族の結婚は世間の注目を集めます。一般家庭でも、婚約相手の家に金銭トラブルがあるとわかれば、二の足を踏むでしょう。皇室の場合、家族や親戚だけではなく、国民の厳しい目にさらされます。そうしたことを現実に経験され、今回の発表になったのでしょう。『未熟さゆえ』とおっしゃっているとおり、結婚はお二人の気持ちだけでは成り立たないのだと認識されたのではないでしょうか」
 結婚は本人同士の意思によってのみ成立することは論をまたないが、眞子さま皇籍離脱にあたって国民の税金から1億円以上ともいわれる「一時金」が支払われることもまた、事実。
「一時金の用途に制約はありませんが、『皇族であった者としての品位保持』のために渡されるものです。眞子内親王殿下が一般国民になっても、天皇家と親戚関係にあることは変わりません。経済的な面ではなく、『世間がそのふるまいをどう見るか』ということも重要です」(山下さん)
 
昭和天皇4年の延期
 2020年までの時間を、お二人は新しい生活を始めるための良い機会と考えているようだ。現在は、一橋大学大学院生で、弁護士を補助する「パラリーガル」という立場の小室さんも、さらなる経済的自立の見通しを立てるのに十分な時間だろう。
 だが、厳しい見方もある。例えば、ある皇室ジャーナリストは言う。
「延期の発表は、ご両親や、天皇、皇后両陛下も含め、周囲のアドバイスを受けてのことではないかと思います。結婚にあたって両家の関係が良好であることが好ましいことは、いつの時代も同じ。皇族であっても、それは変わりません。時間が解決してくれる問題もあれば、時間にも解決できない問題もある。人の価値観や考え方は、そう簡単に変わるものではありません。眞子さま秋篠宮家が、小室さんとのご結婚そのものを考え直す可能性はあると思います」
 ただ、皇族の結婚延期に前例がないわけではない。皇室ジャーナリストの渡辺みどりさんによれば、
昭和天皇香淳皇后が結婚される際も、のちに『宮中某重大事件』と呼ばれるできごとや関東大震災の影響で、約4年間、延期になりました」
 だが、その後お二人は実に仲むつまじく過ごされた。
「結婚が延期された4年の間に、お二人の絆はさらに深まったのだと考えられます。皇族とは国民のお手本となる方々ですから、一度決めたことを途中で辞めるということは、なさらないのでは。お二人で将来のことをじっくり考えていかれるのではないでしょうか」
 眞子さまと小室さんの笑顔はもう一度見られるだろうか。(編集部・熊澤志保、石臥薫子)
 
 
これ『昭和天皇4年延期していた! 眞子さま「結婚延期」なぜいま?の疑問に答える』と題した AERA 2018219日号の記事である。
 
 
「結婚延期」とは実質破談と言う意味であろう。何かNHKの最初の報道が因と言う方々もいるが、一般家庭でも常識的に考えれば勇み足的報道であっても、一生の事であるし、この度は皇室内親王である、「ダメだったら離婚」とはいかないのである。娘を嫁に出す一般家庭であっても、相手の男に生活力がなければ当然親は反対するだろう。それが当然であり常識でもある。分からないのが相手の小室圭さんである。現代の若いチャラチャラした男であっても、愛する娘(こ)に生活が不安定で養えない状況でプロポーズした事である。しかも相手は皇室の内親王である。少しおかし過ぎやしないか?今の若者そこまで程度が落ちたのか?