米国トランプ政権ついに「核態勢の見直し」を発表し現実路線にかじを切った 日本国の対応を見守りたい

AFP=時事】(更新)米国防総省2日、核戦略報告書「核態勢の見直しNPR)」を発表し、米軍が保有する核兵器群を革新するとともに、「戦術核兵器」とも呼ばれる低出力の小型核兵器を新たに開発する方針を示した。主に近年のロシアの行動に対応する動きだという。
 2010年に続き8年ぶりに発表された同報告書は75ページからなり、ドナルド・トランプDonald Trump)政権下で国防総省が目指す核兵器関連の目標を概説し、今後数十年間の核の脅威に対する米軍の見解を示している。
 バラク・オバマBarack Obama)前大統領は2009年のプラハ演説核兵器廃絶を訴えたが、今回の報告書はオバマ政権が示してきた核分野の展望から決別する内容。
 今回の報告書は北朝鮮、イラン、中国に対するトランプ政権の懸念を強調する一方、主にロシアに焦点を当てている。ジェームズ・マティスJames Mattis)国防長官は報告書の冒頭で「これはロシアの能力拡張と、その戦略・方針が持つ性質への対応措置だ」とした。
 国防総省は、米国が保有する高出力の通常核兵器について、使用すれば大規模な報復を招き人類の大半を死滅させる恐れがあることから、実際には起爆できないとロシアからみなされ、十分な抑止力とはならないことを懸念している。
 米軍統合参謀本部戦略計画部のグレゴリー・ウィーバーGregory Weaver)副部長は記者団に対し、「米国とNATO北大西洋条約機構)は、極めて具体的な目的のため、信頼性ある低出力核兵器のより幅広い選択肢を必要としている」と説明。
 その目的とは「ロシアが同盟国との戦争において限定的な核使用に着手した場合、われわれはロシアの目標を拒絶し、そこから得られる便益よりもはるかに大きな犠牲を払わせるよう対処するということを、ロシア指導部に理解させるというものだ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
 
 
これ「米、小型核弾頭の開発表明 8年ぶり指針で戦略転換」と題した時事ドットコム2/3() 5:52の配信記事である。
 
 
個人的にはこのトランプ政権の現実政策を歓迎したい。今の北朝鮮の無法な勝手な振る舞いに対抗するにはやはり「目には目を」と考えるしかないと言う事である。その陰でズル賢いロシアが着々と防衛力を増強してる様は米国の当然の対抗策とも言える。唯お人好しの米の従国我が日本の宰相安倍晋三首相は、また頭の痛い問題を投げかけられどう対処するのかじっくり見てみたい。