安寿の地に座ってしまったら「歌を忘れたカナリヤ」のように拉致被害者の救出を忘れてしまった安倍首相

希望の党松原仁拉致問題対策本部長は11日、首相官邸安倍晋三首相と面会し、北朝鮮による拉致の被害者救出に向けた申し入れを行った。野党が直接、首相に要請するのは異例。首相は「協力してやっていきたい」と応じた。
 要請文は、北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査を約束した2014年5月のストックホルム合意を無視しているとして白紙にすべきだと主張。拉致被害者救出のための首相直轄の専任組織を設けることも求めた。
 
 
これ「安倍首相に拉致対策申し入れ=希望」と題した時事ドットコム2017/12/11-18:19の記事である。
 
 
政治利用だけして救出をしない安倍首相を批判した、蓮池薫さんの兄の元拉致被害者家族会事務局長の蓮池透さんの出版本の意味が分かるようだ。国会でこの事が取り上げられ批判された安倍首相は「あの本を出された事で迷惑してる拉致被害者家族もいる」と自己擁護したが、普段からの国のトップとして「丁寧に・真摯に応える」としたフレーズが空しく聞こえる安倍首相の姿勢である。そんな考えの人間が事この事に真摯に向き合う筈もないのは解ってはいたが、よく考えれば頭が悪いのかと疑ってしまう。何故なら普段からの行動が、爺元岸信介に重なり、最終的には「史上に名を」の名声を狙っているように見えるが、だとしたらこの北朝鮮拉致問題の解決が格好の題材なのに、一向にそれに向き合おうとしない。我々部外者に解らない外交問題もあろうとは思うがその気配さえ感じられない。だからこそ野党でありながら改憲盟友に近いこの希望の党からさえ上記のような要求を突き付けられるのであろう。もしかしたら言葉と裏腹の淡泊な性格なのか。
「史上に名を」だったらもう一つ、「北方4島問題解決」もあるのに何故取り掛からないのか不思議だ。アメリカ偏重だけではと私は思うのだが・・・・・