【WEB編集委員のつぶやき】
それにしても「常在戦場」といわれる政治のダイナミズムを久々に見た。15日の金曜日まで「無風」に見えた永田町が、土曜日に激変。北朝鮮に翻弄され、離党、不倫騒動などに気を取られていた党や議員は慌てふためいている。
自民の公約は(1)アベノミクス推進(2)人づくり革命(3)働き方改革(4)北朝鮮対応(5)憲法改正の5項目を重点政策に位置づける(21日付産経新聞)。「憲法改正」では自衛隊の存在明記、教育無償化、緊急事態条項、参院選合区解消の4項目を盛り込むという。
民進党の前原誠司代表は17日、解散方針について、「北朝鮮が核実験や弾道ミサイルを撃つ中、本気で政治空白をつくるつもりか。学校法人『森友学園』や『加計学園』問題の追及から逃れるための『自己保身解散』だ」と述べ、首相を批判した。朝日新聞の20日付社説の見出しも「大義なき『身勝手解散』」と足並みをそろえた。
しかし「自己保身」はどちらか国民は知っている。「民共連携」「離党ドミノ」など選挙どころではないのはほかならぬ民進党だからだ。共闘を維持すればさらなる離党者が出かねないし、共闘をやめれば非自民票が分散する。
枝野幸夫氏がツイッターで「選挙がないと議席が増えないから、野党にとって解散は歓迎です。厳しい状況ですが、予想を覆し大善戦した英国労働党の例もあります…」と綴ったが、批判一辺倒の前原代表よりも真っ当な意見だ。
衆院選で主役の一人となる東京都の小池百合子知事は18日、「何を目的とするのか、大義が分からない。国民に何を問い掛けていくのか分かりにくい」と述べたが、「政界渡り鳥」もカンが鈍ったのか「大義が分からない」とはがっかりである。
そしてまたもや古巣・自民に弓を引くのは河野洋平元衆院議長だ。20日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、「権力者側が自分の都合の良いときに、自分の都合で解散するのは果たして良いものか」と苦言を呈した。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が9月16、17両日に行った合同世論調査では、安倍晋三内閣の支持率は50・3%となり、5月以来4カ月ぶりに5割を回復した。政党支持率でも自民党は38・0%で前回から5・0ポイント上昇しており、“追い風”となりそうだ。民進党が6・4%で0・5%下落した。
核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を脅威に感じていると回答した人は84・7%に上った。北朝鮮が日本をミサイル攻撃した場合に発射基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」についても保有すべきだと思うとした人が53・8%と過半数に達した。
また、憲法9条の戦争放棄や戦力の不保持といった現行条文を維持した上で自衛隊の存在を明記する憲法改正案については、「賛成」が59・2%と「反対」の32・0%を2倍近く上回った。国民の冷静な認識を知っておくべきだ。
公明党の山口那津男代表は21日の記者会見で、野党が冒頭解散に反発していることには「政権を奪おうという立場からすれば、むしろ野党から早く解散しろとの要求があってもいい」と批判したが、野党の皆さんはどう聞くか。
これから戦う相手にこうたしなめられたのでは「戦わずして負け」に思えてならない。
安倍首相は25日に記者会見を開く。国民に向けて丁寧に、そして「自己保身」でも「身勝手」でもない解散であることを示して欲しい。この記者会見の内容が分かり易いかどうかで衆院選の行方が決まる。(WEB編集チーム 黒沢通)
初めに私はマスコミのしかも、五大紙の一員の新聞社に、この記事を書くような輩がいる事に正直驚いた。しかも編集委員の一員にだ。人間顔が違うように当然考えも違うのは当然である。だがマスコミの主人公たる新聞社にはそれは必要ない!何故なら情報そのものを、何の色も付けない真実・事実をそのまま伝えなくてはならないからである。上記のような記事は社説でも何でもよい、それで勝手に書くべきであり【WEB編集委員のつぶやき】等として公にとはもってのほかであり、無責任極まりない。でないと、かの読売と同じように、時の政権の御用組合新聞かとなってしまうからである。もっとも産経はそうなってはいるだろうが。だったらマスコミの看板降ろして週刊誌に衣替えすべきである。
上記を読めばこの記者、大義は北朝鮮と言ってるが、私に言わせればそれも大義には入らない。何故なら北朝鮮のロケットは北朝鮮が言ってるようには米国や日本・韓国には打てないからである。狂国北朝鮮は自ら他国をねらって打てば、打った瞬間に自国が破壊される事を良く知ってるからである。言ってる裏では、恐らく恐怖で慄いていると思われる。昔で言う我儘ガキ大将の悪あがきであるからだ。国際連合加盟国が何も言わず、黙って居る事による悪あがきだ。自国の存在感を示したいだけである。米国は大人である。かってのイスラムのテロ指導者ビンラディンを殺害したように、かの狂人刈り上げ将軍(金正恩)を殺害する事も出来るだろうが、北朝鮮事情を勘案して内部からの崩壊をジッと待っている事と私は解釈してる。そう言う意味で私は対北朝鮮事情を掲げての「大義」等あり得ないと思っているから否定した訳である。北朝鮮問題は北朝鮮だけが相手では無い!中国とロシアが裏に居る事を忘れてはいけないのである。北の刈り上げ将軍(金正恩)が何でボディブローのような経済制裁を受けても、国際連合国を敵に回してもカネのかかるロケットこれだけ打てる? 何の事ない米国や日本からの裏の援助があるからでないか。この産経の【WEB編集委員のつぶやき】どころか、そこまで調べてつぶやいたらどうかと私はこのチームに言ってやりたい。