安倍晋三首相本人が衆院予算委の閉会中審査に応じたのは疑惑の払拭と考えたらしいが、これが終焉の序曲である

 安倍晋三首相が学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡る衆院予算委員会の閉会中審査に応じる意向を示したのは、自らが国会で説明しなければ求心力低下に歯止めがかからないと危惧したためだ。自民党側がいったん決めた予算委開催拒否という方針を自ら覆し、危機感をあらわにした。
 党側は当初、首相が出席したところで疑惑の払拭(ふっしょく)は難しいとみて野党の要求に応じることに慎重だった。だが、首相は来月初旬に内閣改造自民党役員人事に踏み切る意向。その前に、疑惑の幕引きを図ることを狙い、自ら矢面に立つことを選んだ。
 政府高官は13日、首相が出席を決断した理由について「逃げ回ったと言われるよりは、説明に出た方がいいということだ。(加計学園獣医学部新設で)『指示をしていません』としっかり答えた方がいい」と述べた。
 また、10日の衆参両院の閉会中審査で参考人として出席した前川喜平前文部科学事務次官が、「はじめから加計学園に決まるようにプロセスが進んだように見える」と証言した影響もある。前川氏の証言で疑惑が逆に深まった印象を与えかねなかったためだ。前川氏が加計問題の「中心人物」と指摘する和泉洋人首相補佐官について、予算委に出席させる準備に入ったのは、その対応の意味合いもある。
 首相は13日、自民党二階俊博幹事長や政治評論家の森田実氏と首相官邸で会談し「ちょっとムキになったところがあったのは改めてソフトに対応していきたい」と述べた。予算委では「低姿勢」をアピールして臨むものとみられる。ただ、首相の関与を否定する明確な材料が乏しい中、疑惑を払拭することができるかは不透明だ。【遠藤修平、梅田啓祐】
 
 
これ「<加計問題>首相、求心力低下危惧 予算委開催拒否自ら覆す」と題した毎日新聞7/14() 0:24の配信記事である。
 
 
党が衆院予算委の閉会中審査を拒否して来たのは、真実がばれて政権を手放す事を危惧したからに他ならないのに、それを本人が覆したのは未だ本質を理解してないからである。自公の与党が一番心配してるのは真実がばれる事である。今までの隠していた事実を知られる事である。と言う事はとりもなおさず、今回の森友と加計学園問題は、首相の指示があったと言う事は共通の認識事項だからだ。政権与党側に居ればこんな事常識だからだ。だけど常に表向きは綺麗だと言う事だ。神代の昔から権力者の特典として必ず存在してた事である。かえって自分は指示しなかったが、周りが忖度したとでも言っておけばどうって事無い事件だったのに、変に完璧主義者みたいに装った結果のブーメランだ。安倍首相の頭にあるのは、史上の名のみだろう。だから一点の曇りも出せないと思っての事だろうが、側近連中の回りの者はいい迷惑そのものだ。側近連中や回りの者はまだいい、最高の被害者は、この事によって、あらぬ時間の無駄な仕事を強要された国会職員の皆さんだろう。マスコミは報道しないが、霞が関の役人にはこんな不評の総理は居なかった?(大笑い)
全く別の内部崩壊序曲だ!