自民党の二階俊博総務会長のおひざ元の和歌山県御坊市長選相手候補の半分しか取れず完敗だ これで二階さん政治的には終わりだろう

 自民党二階俊博総務会長のおひざ元、和歌山県御坊市の任期満了に伴う市長選は22日、投開票が行われ、即日開票の結果、現職の柏木征夫氏(75)が、二階氏の長男で元政策担当秘書の俊樹氏(51)=自民、公明推薦=を退け、7選を果たした。御坊市は「二階王国」とうたわれる二階氏の長年の地盤。牙城の陥落は、国政での二階氏の力にも少なからず影響しそうだ。
 同日夜、市内の俊樹氏の選挙事務所では、落選が決まると、詰めかけた地元の国会議員や県議らは、沈痛な表情を浮かべ、重苦しい雰囲気が広がった。
 今回の市長選は、安倍晋三政権の閣僚や自民の稲田朋美政調会長小泉進次郎衆院議員らが俊樹氏の応援に入るなど、人口約2万5千人の自治体としては異例ずくめの選挙戦だった。
 二階氏父子と対峙することになった柏木氏自身、平成4年の市長選に二階氏の求めで出馬し、二階氏系の県議や市議らの支援で当選を重ねてきただけに、二階氏も当初は情勢を静観していた。ところが俊樹氏の劣勢が伝えられるようになると、「自分の選挙でもここまではしなかった」(柏木氏の陣営関係者)と言われるほど、積極的に街頭演説に繰り出し、俊樹氏の支持を呼びかけた。地元の有力者には二階氏自ら電話をかけるほどの念の入れようだったという。
 これまで、無類の選挙の強さが二階氏の力の源泉だっただけに、地元を二分した上、長男が敗北を喫したことで、国政や関西政界での影響力の低下は避けられそうにない。自民の地方議員は、「二階先生や閣僚らの熱心な応援が『父親がいなければ何もできないのか』とかえって市民から反発を招いたのかもしれない」と嘆いた。
 
 
これ「二階俊樹氏敗北 二階王国、陥落 長男が落選し、絶大な権勢にも影響か」と題した産経新聞 522()2046分の配信記事である。
 
 
 これは自民党選挙手法の完敗である。未だ旧来の自民党の選挙の仕方が通用すると思ってるバカな連中である。偉い人が上から締め付ければ下の連中が言う事聞くと思ってる、10年も古い選挙手法である。もうそう言う世界は終わったのである。たかが一地方の市長選に中央の偉い人たち繰り出しても、誰ももう靡かない。逆にそう言う事すれば選挙民は反発して、入れようと思っても、イザ投票用紙に書く時に、心の抗議を示すために、わざとそうするのが多くなるのに、二階さんも鈍ったものである。こう言う中央の偉い先生方は、地元で如何に存在感を発揮できるかが、中央での発言権を左右する。それらを考えれば地元をまとめる事出来なかった二階さん政治的には終わりだろう。更に悪かったのは唯の秘書で負けたのならいざ知らず、よりによって政策秘書だった息子で負けたと言う意味である。政治の世界はその瞬間から派閥領袖の二階さんを派閥領袖とは誰も見ず、地元も固めれなかった情けない実力者としか見なくなり、今までの自民党の他の先生方の二階さんを見る目と相対しての言葉遣いのはてまで、敬った接し方をしなくなる。その時だ、たいがいの偉い先生方は落胆し、自然と存在感なくし忘れ去られ、その果てが引退の二文字しかなくなるのである。山崎拓さん古賀誠さんを見れば良く解かる。