分裂状態にある維新の党、結果的には橋下さんに着いて行く大阪の議員たちであろう

 分裂状態にある維新の党の国会議員51人のうち、橋下徹大阪市長が24日に旗揚げする新党「おおさか維新の会」に参加しない残留組が、過半数の27人前後に達する見通しとなった。政党交付金が分配される「分党」を認めないなどの執行部の強硬姿勢もあり、新党組は16人程度と伸び悩んでいる。態度未定の中間派は8人前後だ。
 
共通政策、今月下旬に中間報告=臨時国会開催も要求-民・維党首
  
 橋下氏と松井一郎大阪府知事は24日に大阪市内で開く結党大会に先立ち、20日をめどに新党参加者を確定させることにしており、これまでに大阪を地盤とする11人に加え、片山虎之助前総務会長ら5人程度が参加の意向を示している。
 これに対し、維新執行部は、新党組が要求する分党と、党名からの「維新」の名称削除に応じない方針。今井雅人幹事長は9日、記者団に「党の結束を乱す行為は処分に値する」と改めて表明。残留組からは「政党交付金をもらえなければ新党はじり貧だ」とけん制する声が上がる。 
 今井氏は、11月22日の大阪市長選に出馬する吉村洋文氏の衆院議員辞職に伴い繰り上げ当選した椎木保氏から「維新の党に残る」との念書を取った。椎木氏は大阪2区支部長だが、当面は維新に残留することが固まり、新党組は1人減った。
 橋下氏が党名に「おおさか」を入れるなどの大阪純化路線を取ったことも、新党組の伸び悩みの要因。大阪以外の地域の議員は「大阪という名前では地元で説明が付かない」と口をそろえる。
 知名度の高い橋下氏の去就が不透明なことも、新党が広がりを欠く一因だ。中間派には、新党の消長に直結する大阪府・市ダブル選の結果を見極めたいとの思惑がある。新党に加わる馬場伸幸国対委員長は9日の講演で「橋下市長は最近また、ふつふつと沸き立っている。復帰を信じている」と、橋下氏の「政界引退」を打ち消した。
 維新の松野頼久代表ら執行部は、中間派の引き留めに躍起だ。新党組との分党をめぐる協議が9月下旬に始まって以降、「経過説明」を名目に頻繁に会合を開いており、態度不明だった民主党出身者ら5~6人が新たに出席するようになった。(2015/10/11-14:17
 
 
これ「維新残留、半数超す=橋下新党伸び悩む」と題した時事ドットコム10月11日の報道記事だ。
 
 
 これは維新議員の現在の正直な気持ちを表している。もうメッキの剥げた橋下さんについて行っても現状の打破の確証はないからである。それに現実として今の選挙制度では金もけっこうかかる事も躊躇してる証しだろう。橋下さんに着いて行っても、選挙資金は自前だ。そこまでは面倒を見ない橋下さんだ、現実論として、ついて行きたくても出来ない謂れでもある。思うに維新に残留する諸君は賢明な選択だ。もう橋下さんのカリスマは消滅したのである。松井さんもいい気になり過ぎた。大阪もこれで終わりと私は思う。唯それに気づいていないのが、この橋下さんと松井さんのお二人だけである。かわいそうなのは維新を出ていく現職議員たちである。