戦後の自民党政治は1強の専制的独裁政治と言えるのではないか。
その証に現在の岸田政権を見ると良く解かる。先日の神田憲次財務副大臣の税金滞納事件が如実に物語っている。国民の常識として税金を滞納してる人間が政権の重要な位置にいる事さえ考えられないのに、税金を管轄する財務省の副大臣に徴用してるなんて笑い話にも劣るのではないか。しかも首相は恥ずかしさも解からず「人事は適材適所に行った」と語る等、何をか言わんやであるし、とても人前で話せることではないし、恥ずかしい限りである。これだけではない先日アスリートであった石川県の馳浩知事が17日に都内で開かれた講演で東京五輪の招致活動をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)委員に内閣官房報償費(機密費)を使って贈答品を渡したとの発言した問題もそうである。馳浩知事と言えばアマチュアレスリングのオリンピック選手だったし、その後国会議員に転身し自民党の重責をこなし、その後石川県の知事に転身し現在に至ったが、元オリンピック選手としてJOCの中枢にいた事を考えればあながち冗談とは言えず、クーベルタン憲章が常に汚れた憲章であった事が伺える。これらは長らく自民1強の歪としか考えられないし、ひと昔前の民主党政権の短命が今もって残念である。