自民党の岸田文雄前政調会長が、秋に想定される党総裁選に向け厳しい局面を迎えた。衆参3選挙のうち勝利が至上命令だった地元の参院広島選挙区再選挙で、陣頭指揮を執りながら敗北。党内からは「勝負どころで弱い」と、手腕を疑問視する声が上がった。
「力添えを頂きながら結果を出せなかった。党県連会長としておわびする」。岸田氏は25日の結果判明後、自民候補の報告会で頭を下げた。二階俊博幹事長の周辺にも電話で「申し訳ありませんでした」と伝えたという。
自民党は全敗した3選挙のうち、当初は優勢とみられていた広島で勝利し、政権への打撃を和らげる思惑だった。岸田氏も総裁選への挑戦権を確保しようと、選挙カーに候補と同乗して県内をくまなく回る力の入れようだったが、3万票余り及ばなかった。
党内の視線は厳しい。ある閣僚は「首相になろうという人が地元で勝てないようでは駄目だ」として「ポスト菅」から遠のいたと指摘。応援に入った党幹部も「岸田氏は『勝てる』と甘く見ていた。会議での発言もぬるかった」と振り返った。
岸田派中堅も「選挙の顔にならないとはっきりした。菅義偉首相がこけない限り総裁選出馬は無理だ」との見方を示した。
ただ選挙戦は、2019年参院選をめぐる河井克行元法相・案里前参院議員夫妻の選挙買収事件が焦点となった。その参院選で案里氏の擁立を主導した首相は今回、一度も広島入りしなかった。岸田氏と親しい中谷元・元防衛相は25日のインターネット番組で「党の体質に問題がある」と擁護し、竹下派中堅も「首相が悪い」と語った。
岸田氏は報告会後、記者団に総裁選への影響を問われ「総裁選は総裁選、今回の選挙は今回の選挙だ」と強調。同氏周辺は「気持ちを切り替えてもう一度頑張りたい」と語った。
これ「地元で敗北、総裁選へ深手=自民・岸田氏、手腕に疑問符―参院再選挙」と題した時事通信2021/04/26 20:02の配信記事である。
この人の性格と政治手法が良く出てる選挙戦だったと言えよう。簡潔に言えば性格的に「人間として脂ぎったギトギトした所が無い」と言うか、無味乾燥で風情がまるで無い。考えてみればよく派閥の長と成り得たモノだ共思う。旧態依然ととした自民党の悪いところをそのまま引きづってるし、ハイどうぞと言われてから動く人のようだ。要するに御膳立てされて動く?昔の勘違いに気づかない人と言える。女も惚れないし、もちろん男も惚れない魅力のない人、もう総裁候補となるのは止めた方が良い!