東日本大震災から見る福島原子力発電所の爆発原因と処置は捏造?

 私から見れば今回の地震による東電福島原子力発電所の爆発等の内容は東京電力もしくは経済産業省原子力安全・保安院の捏造の作文ではないのか、そして、それにマスコミも一緒に加担したのでは、と私には思えてしまう。
 
 記事に入る前に私はこの問題等にはズブの素人であり、もちろん化学者でも無い事を断っておきたい。私は素人ながら事の原理と仕組みを教えて頂いたら、少なくとも理解は出来得ると思っている1人である事を宣言しておきたい。そして、この記事を書こうとしたのは、夜のニュースを見ててフラストレーションが溜まったからである。こう言う場合のニュースでの解説者は、くどくどといらん事は言わないで、緊急なんだから、原因よりも現在と今後の危険の度合を完結に解り易く解説するのが使命と思われるのに、今回の解説者である東大の教授は難しい専門用語を並べてかえって難しく解説してたみたいだった。私は何を言ってるのか解らなかった。聞いてて何かわざと難しく解らないように解説したのだろうかと疑ったほどだった。
 
 私は先ずこの1号機、3号機、そして昨日の2号機の爆発の状況を色々見てみるにどうも腑に落ちないだらけである。

 まず第一に、地震のために原子炉が自動停止した。これは当たり前の事である。解らないのはその後からの原子炉の冷却からである。当然稼働中だったから原子炉を冷却しなければならない事も当たり前である。原子炉内の圧力抜き弁の不具合、そして海水注入のためのポンプ稼動が想定外の津波で作動せずとは、これは原子力発電の事故回避の初歩初動のイロハではないのか、まして今度は作動したと思ったら、係員が席をはずし発電機の燃料不足の発見遅れのためだとも言うのには何をかいわんやである。かって原発にはこうした圧力抜き弁すら設置されていなかったし、今まで国は原子炉内の圧力が高まるような事等は有り得ないと言って来たが、今回実際その非常事態に陥った事は危機のマニュアルさえ無かったのではと考えてもおかしくない。しかし、この当たり前の処置が全て想定外だったとは、今までの原子力発電所に対する安全対策の住民闘争に矛盾する。何故か、福島第一原発の1号機から3号機まで全て冷却が出来なかったからである。極論すれば私は東電と国の今回の事故に対する報道は全て安全対策をやっていなかった事を隠すための捏造ではないのか。またその報道はマスコミも加担した結果では無いのか。確率的に見ていくら想定外の地震であっても、二重三重の安全性を考えていたら起こり得なかったと考えられるからである。私に言わせれば最近の電気製品需要に胡坐をかいた、企業コンプライアンスの欠如以外の何もので無いと思う。まして、それを管理監督する側の国の経済産業省"原子力安全・保安院"は東京電力の最大の天下り先であるからである。
 
 私は今回の福島第一原発の事故には不思議な事が数あった。何故事故報告の際に東京電力単独でないのか、また何故監督官庁経済産業省"原子力安全・保安院が単独会見なのか解らなかった。とにかくこの原発事故には我々国民には解らない事だらけである。
 
 確かに現在の電気製品による需要が多いのは理解できるし、原発の増設と安全性は諸刃の剣である事も理解できるが、少なくとも人命が掛かっている事を最大限に考慮しなければならないのは当然である。