衆議院北海道5区補選に見る民主党への萎え

 自民党の町村元官房長官民主党の若い新人候補に大差で勝利した。
 
 1週間前「衆院北海道5区補選 私の現在予想」と題し「未だ自民党への不信はそんなに晴れず、国民の民主党への期待度はそんなに落ちては居ないと考えている。でなければ、昨年の参院神奈川選挙区と参院静岡選挙区の補選での勝利と今年6月の参議院通常選挙で、政権がひっくり返るほどの大敗を決した筈である。そう言う事から考えても、今回のこの5区補選はいくら町村さんと言えども、私は勝利は難しいのではと思っている。」と臆面も無く書いた。その予想がはずれ、本当に赤面の至りである。
 
 と言う事は、私の予測以上に民主党への不信感ただならぬものがあったと言う事である。民主党政権政権交代を望んだ国民の期待に応える政策を実行出来なかった、という事が国民に解かって来たと言う事であろう。では今後民主党政権はその国民の負託に応えられるのか、今そう問われれば私は現体制が続く限りは、無理であろう。と言う事は少なくとも民主党は終わるであろうと言う事になる。がそれに変わり得る政党が見つからないのが現状であるし、つくづく小沢一郎と言う政治家を失った事が残念である。
 この政治の閉塞感は何であろうか。あの昨年の燃え滾った民主党への政権交代のマグマは何処にいったのだろうか。あの頃あの時民主党を熱狂的に支持したあのサポーターは何処に行ったのか。例えが悪いが、若い男の欲情を処理する力は今の民主党にはもう無い。