またこの男=平成の黄門

 自民党青木幹雄参院議員会長(75)は15日、体調不良(軽い脳梗塞)を理由に、夏の参院選島根選挙区への出馬を断念した。県連副会長を務める細田博之前幹事長が同日、松江市内で開かれた青木氏の事務所開きでのあいさつで、「健康状況が不良で立候補を断念せざるを得ない」との申し出があったことを明らかにした。青木氏は今期限りで政界を引退する意向だ。とあった。
 時々の節目に、忘れた頃に出て来て、つまりメディアと国民に一定の存在を見せつけるためと言った方がいいのかも知れないが、上記の青木幹雄参院議員会長に対し、竹下登元首相の秘書をしていた時代からのよしみを通じた仲間を惜しんだ。そして片方、自党の小沢一郎幹事長の東京地検の3度目の事情聴取に対しては、鳩山由紀夫首相が小沢氏の更迭を決断することに期待感を示した。この落差は一体何なのだろうか、もうすぐ参議院選が始まると言うに、一般的(常識的とは私は言わない)にはマスコミ党(私はこう呼ぶ、一般の人は無党派層と言っている)へのアドバルーンのつもりであろうが、私はこの人が政局を作っていると思っているし、1人に掛かる議員への歳費節減のためにも、この人が辞職を決断することに期待感を示したい。