大相撲日馬富士暴行事件以来連日ワイドショー等で取り上げられた国技の相撲 相撲協会の理事選まで影響し、被害者の親方が落選したが、連日の態度を見れば納得か?

 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙を実施した。全親方101人による投票が行われ、苦戦が予想された貴乃花親方(45=元横綱)は落選した。
 
 定数10の理事候補選には11人の親方が立候補し、5期連続の投票に持ち込まれた。選挙前は9票前後が当選ラインとみられ、貴乃花一門は所属する親方8人+無所属の親方3人による基礎票が合計11票。同一門からは阿武松親方(元関脇益荒雄)と貴乃花親方が立候補し、2人の当選は難しいと見込まれていた。
 
 
これ「貴乃花親方が落選 日本相撲協会の役員候補選挙」と題した日刊スポーツ2/2() 15:04の配信記事である。
 
 
 貴乃花親方(45=元横綱)が5度目の当選へ、すべてを尽くし選挙に臨む。日本相撲協会の役員候補選挙は今日2日、投開票が行われる。1日は東京・両国国技館に理事候補11人、副理事候補4人が立候補を届け出た。ともに定員を1人上回り投票となることが決定。理事候補には貴乃花一門から阿武松親方(元関脇益荒雄)とともに初めて2人が立候補。ダブル当選には苦しい選挙戦だが、部屋の公式ホームページで協会組織の問題を提起し、一門会を実施するなど最後まで一門内外の親方に決意を示した。
 午前11時から立候補の受け付けが始まる中、同11時23分、貴乃花親方は理事候補としては大トリで国技館に現れた。前日1月31日に弟子の貴公俊新十両会見は終始笑顔で冗舌だったが、この日は再び真顔で口数も少なかった。車を降りてゆっくりと進み、選挙実施が決まる11人目の理事候補として受理された。1月4日に理事を解任され、役員待遇委員として参加する理事会まで1時間以上空くため、1度両国国技館を離れる際には、心境を問われ「変わらずです」とだけ語った。
 
 この直後、貴乃花親方は部屋の公式ホームページを更新。元横綱日馬富士関による弟子の貴ノ岩への暴行問題への対応を巡り理事を解任されてから、立候補に至るまでを「私なりに今後の相撲界がどうあるべきかを熟考した上での決断です」とつづった。協会の現状には「過去の反省を顧みない度重なる暴力事件や不祥事により、国民の皆様の期待を大きく裏切り、社会的な信用を損なった結果、組織としての公益性や透明性が大きく問われております」と危機感をあらわにした。
 随所に相撲界の未来を案じるコメントも発信した。「大相撲は誰のものか? その公益性の意味を我々は考え直し、正す時期に来ている」と問題提起。一方で「自由に意見を交わせる風土を作り上げることを私の目標といたしたい」と将来像も語った。
 
 投開票前日も慌ただしかった。正午の立候補締め切り後、八角理事長(元横綱北勝海)が属する高砂一門は、一部の親方衆が緊急で集まり国技館内で会談。間違っても八角理事長が落選しないよう、当選に必要な約9票の確保と、余剰票の投票先などを確認した。10年に二所ノ関一門を離脱し、逆転で初当選した貴乃花親方の土俵際の強さは、相撲界に強烈な印象を与えただけに、理事長が所属する一門でも“造反票”が出ないか、直前まで確認する異例の事態となった。
 一方の貴乃花一門は、これも異例となる投開票前夜に“決起集会”を都内の飲食店で開いた。内部でもめていると一部で報じられたが、一門の大嶽親方(元十両大竜)は「そんなことはまったくない」と結束力の高さを強調。阿武松親方も「愛される、活力のある相撲界にしていきたい」と、貴乃花親方と同様の将来像を描いていた。投開票前日に一門内外にわたって活性化させ、貴乃花親方は運命の日を待つ。【高田文太】
 
 
こっちも『貴親方「大相撲は誰のもの」HPで伝えたかったこと』と題した日刊スポーツ201822930分の紙面からの記事である。
 
 
結果的に予想通り落選したが、これは当然としか思えないと私には見えた。どんな偉い人間でもどんなに勲章や表彰を受けた人でも、見た目には謙虚さは失ってはいけないと私は改めて解った。
毎日の貴乃花親方の態度を見てれば、相撲に興味無くても、あのテレビに映ってる態度は何なんだと見られる。何をふてくされ、何に不満なのか、あの何様みたいな態度を見れば、いくらガチンコ横綱だった元横綱貴乃花であったとしても、私でなくてもそう感じたのではと思った。貴乃花親方は何かの考えをもってしたのだろうが、やり方が随分と下手である。相手の相撲協会だけでなく、やるからにはマスコミや国民を味方にしなければ、どんなに相撲協会への理想が高くても、支持してくれる人は少なくなる筈である。案の定2日午後の理事選挙で落選してしまった。もう少し親方衆からの理解や支持を集めるべきだった。非常に残念である。相撲協会改革の旗はまだ遅くはない!がんばれ貴乃花親方!!