民進党の大串博志衆院議員は、安倍首相が2013年の第二次安倍政権発足以来、加計学園の理事長、加計孝太郎氏と14度、食事やゴルフで接触していたことを示し、「大問題なのでは」とただした。安倍首相はあくまでも「気の置けない友人関係」として、申請に関する依頼を受けたことや、依頼を受けて自ら働きかけたとする疑惑は否定した。
安倍首相:加計さんとは政治家になるずっと前からの友人関係。彼が私の地位や立場を利用として何かを成し遂げようとしたことは一度もなかった。時代のニーズに合わせて新しい学部に挑戦したいという話は聞いていた。過去にも様々な学部・学科を作ってきたが、具体的に何かを作ろうとしている、獣医学部を作りたいという話は、一切なかった。今治市にという話も。
大串氏:安倍総理は申請の事実をいつ知ったのか。
安倍首相:申請が正式に認められた国家戦略特区の諮問会議、2017年1月20日に初めて知った。わたしは知りうる立場にはあったが、具体的な説明はなかった。
大串氏:これだけの面会記録があるのにか。俄かには信じられない。
大串氏:いつ知ったのか。はっきり答えてほしい。9月から秋にかけて色んな議論が行われている。総理からも検討を深めようという話があった。申請を(文科省の担当者ら)みんな知っていた。総理だけが知らないのはあり得ない。
大串氏:面会の食事代について聞きたい。
安倍首相:私がごちそうすることもあるし、先方が支払うこともある。友人関係ですので割り勘もある。何か頼まれてごちそうされたことはない。気の置けない友人関係なので。
大串氏:国家公務員には倫理規程がある。権力関係にある人と食事をしてもいけない。申請者と一緒に食事、ゴルフをしてかつお金を払ってもらったのは大問題。だから「1月20日まで知らなかった」と言っているのではないか?加計学園は、特区の事業者に認められる前、2016年10月には既に学部新設の予定地でボーリング調査を始めていた。なぜそんなことができるのか。加計学園の理事長、加計孝太郎氏の参考人招致が必要だ。
大串氏が示した面会内容の詳細は以下の通り。
2013年11月18日 午後6時33分、東京・赤坂の日本料理店Sで加計氏と食事。
2014年6月17日 午後6時30分、東京・芝公園のフランス料理店CでA氏、加計氏らと食事。
2014年12月18日 午後7時4分、東京・銀座の中国料理店H。A氏、加計氏と食事。
2014年12月21日 午後6時55分、東京・赤坂の飲食店K。昭恵夫人、加計氏らと食事。
2016年3月18日 午後6時36分、東京・赤坂の日本料理店S。A氏、加計氏と食事。
2016年10月2日 午後6時、東京・宇田川町の焼き肉店Y。A氏、C氏、加計氏らと食事。昭恵夫人同席。
2016年12月24日 午後6時2分、東京・丸の内の鉄鋼ビルディング。同館内のエグゼクティブラウンジでA氏、加計氏、昭恵夫人らと食事。
【訂正 2017/07/24 19:15】
当初の原稿で安倍首相と加計氏の面会回数を17回としていましたが、14回の誤りでした。訂正しました。
これ『安倍晋三首相と加計孝太郎氏、食事やゴルフ14回 「食事代、先方が支払うこともあった」安倍首相』と題したHuffPost Japan | 執筆者: ハフポスト日本版編集部
私はバブル期に公共事業に群がった建設業者の一員であった。
当然にお客さんはお役所である。世間一般に言われているように、談合が絡む派手な商売でもある。私は経営者だから毎日の日課は役所に顔出して、工事の情報がないかどうかを調べて、より早く他社に先駆け自社の有利になるように取り図るのが仕事である。(大きな会社は営業マンがいるが、私らの中小・零細業者は営業兼任だ) だから役所のお偉いさんから末端の工事担当者と言われる中堅職員から、その補助の今入ったばかりの新入職員の果てまでが、この歳取ったいわば人生の黄昏業者がコンチキショーと思いながらも、仕事・会社のためと心を鬼にして何んも解らない若い職員にまでも頭を下げ、ヨイショしてる様はある意味滑稽な風景だ。でも生きていくためだから割り切ることも大事である。
こんなことしてるから役人は若い時から偉くなったような気分になってる。逆説すれば役人をそのようにしたのは、我々役所への出入りの業者と言っても過言は無いのかも知れない。
話を記事に戻せば、今回のこの問題は、余りにも安倍首相の行動が不注意・不見識である。権力者たるもの、その任にある時は特に注意した疑われる事のない行動に努めなければならない事は、常識である筈である。辺ぴな地方の村の村長さんだって、その任にある時は友人や知人に、任時は付き合いを遠慮すると通告するくらいなのに、この安倍首相は、上記のように尋常でないくらいの付き合いを、何の疑問を抱かずに行動してる。その様を見るにつけ、どんなに偉い立派な事言おうとも、国の宰相の任たる資格は欠如してると言わねばならない。この問題の全ての責任は安倍首相の意識しない軽はずみな行動から出ていることを本人自身が認め、国民に詫び即内閣総辞職する以外に無い!それが結論である。