フジテレビのバイキングなどで東国原氏が、民進党には期待できないので、石破氏のようなかたちで自民党内から安倍打倒に立ち上がる人が出ることを期待するといった論陣を張られ、私が、政権が信を失えば野党が政権を取るのが基本であって、野党が政権を担える存在にならねばならないと主張して論戦になっているのは、アゴラでも紹介した。
フジテレビ「バイキング」で石破氏と共演中の八幡氏(アゴラ編集部)
今日は先進諸国のうち、日本、米国、英国、フランス、ドイツにおける1990年以降の歴代トップとその就任念、政権を去った理由、後継が与党か野党かということを一覧表にしてみた。
八幡和郎氏作成
これを見ても分かるとおり、数年以上は、同一の指導者で安定した政権であることが望ましいし、10年も長すぎはしない。また、与党内の抗争でリーダーが引きずり下ろされるようなことは滅多にない。
再選禁止の規定でやめるとか、功成り名を遂げて勇退して時代のリーダーに譲るか、選挙に負けて、あるいは選挙で負けそうなので退陣というのが普通である。
八幡和郎氏作成
ところが、日本では自民党内の激しい派閥闘争で札束が飛び交い、長期政権ができなかったので、外交面でもえらく損をした。とくに、福田赳夫、大平正芳というような10年くらいやってもらってもいい第一級の政治家が40日抗争などして両方とも短期政権となったのはことに残念だった。
その反省にたっての小選挙区制であるし、党内野党の大物政治家が反政府系のマスコミに利用されるようなかたちで真正面から政権批判をするのは旧い55年体制の自民党に戻すことだ。
石破氏は、そこまで言うならさっさと離党すべきだ。 八幡和郎
拙ブログで何度も書いたが下記有名ヤメ官(元キャリア官僚)の4人の中で考え方がまるで違う(端的に言って大嫌い)3人、特にこの八幡和郎氏は私の最も嫌いで顔も見たくない人である。
この人の論法は、根拠を示してさもそのように語ってはいるが、私が自民党を毛嫌いすると同じように、要は自民党以外が嫌いなだけである。だったら単純にそう言えば良いのに、政治評論家と言う肩書が邪魔してる(笑い)何か理屈めいた意味を示したいんだろうが、何せ火のあたる坂道しか知らない、本当のドロドロした役所役人の裏の現場なんか知る由もない。何を偉そうにと私は言いたいのである。私が好きだから言うのだが、その点古賀茂明さんは全然違う。私に言わせれば、同じキャリア官僚と言っても請われて全国のあらゆる機構に身を置いたその経験の差だろうと思われる。見識が全然違う。どちらかと言えば私は革新に近く、この八幡さんは反動だ。怒るだろうがこの記事を見てもそうでないように批判はしてるが、結果は反動だ。そう言うより権力者志向的である。やはりヤメ官の今後を考えたテクニックと言えよう。