「加計学園」問題で安倍首相と役人はウソをつけばつくほど自分の首を絞めるだけそして最後はトカゲのしっぽの役人が責任を取らされ、安倍首相とキャリア官僚は生き延びる!!

加計学園」の獣医学部新設問題で、内閣府のあからさまな“加計ありき”の証拠がまたまた発覚した。
 開示請求を受け、現地の今治市が公開した文書7840枚から見つかったのは、昨年10月28日に内閣府を訪問後に市職員2人が作成した「獣医学部新設に係る内閣府協議報告書」だ。11月9日に国家戦略特区諮問会議が「新設は空白地に限る」との方針を決める12日前で、新設に手を挙げていた京産大の線もまだ残っていた。本来ならイーブンな時期に今治市内閣府から手厚いアドバイスを受けていた様子がうかがえる。
 報告書には、手書きの通し番号が付いた10枚の資料が添付されている。詳細は「黒塗り」だが、「今後のスケジュール案」や「主な論点」との題があるほか、特区の類似例(成田市国際医療福祉大学)の告示文書などが含まれる。
 中には“要注意人物”を教えているのか、自民党の獣医師問題議連や獣医師会顧問の政治家リストもあり、麻生太郎北村直人の名が記されてある。どう見ても内閣府今治市を手助けするために用意した資料である。
 資料を入手した森裕子参院議員(自由党)が言う。
今治市職員の内閣府訪問直後の11月1日から今治市は、予定地のボーリング調査を開始しています。自分のところに決まると確信していたからでしょう。正式決定前に内閣府が手取り足取り指導とは京産大への対応とはえらい違いです。治外法権の安倍王朝は、王様のお友だちには“えこひいき”ということでしょう」
 韓国の朴前大統領の政治の私物化どころじゃなくなってきた。
 
 
これ「加計ありき新証拠 安倍政権はお友達に公然と“えこひいき”」と題した日刊ゲンダイデジタル613日の記事である。
 
 
 安倍首相の「腹心の友」、加計孝太郎氏が理事長を務める「加計学園」(岡山市)が愛媛・今治市で進めている獣医学部新設。
 今治市の情報公開で、同市が新設提案する以前に、職員2人が首相官邸を訪問していたことを示す文書が明らかになっているが、8日、野党議員2人がそれぞれ別の委員会で事実関係を質問したところ、政権からはフザけた答弁が返ってきた。
「官邸訪問者の記録が保存されておらず、確認できない」というのだ。最高機密を扱う官邸の訪問者が「確認できない」なんて、そんなズサンな危機管理はあり得ない。これぞ、加計決定が官邸主導のデキレースだったことの証左だ。
今治市が公開した文書によれば、企画課長と課長補佐の2人は「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のため、2015年4月2日に都内の都道府県会館内閣府を訪問。
 内閣府での打ち合わせは午後2時までで、午後5時15分発のANA便で帰る予定だった。
 ところが上京前日、急遽、午後3時の首相官邸訪問が決まり、復路便を変更。今治市はこの時の旅費変更申請の決裁書も公開していて、それには、午後3時~4時30分まで官邸で打ち合わせと明記されている。
 今治市日刊ゲンダイの取材に「市職員2人が、官邸を訪問していることは事実です。相手方、内容等についてはお答えできません」と官邸訪問を認めた。
 では、首相官邸で誰が対応したのか。今治市の職員が官邸にいた時間、首相動静には、〈3時5分 河村建夫自民党衆院議員。35分 下村博文文科相、山中伸一文科事務次官〉とある。安倍首相も官邸にいて、文科族の河村氏や文科行政の両トップと面談していたわけだ。
 今治市職員の官邸訪問は、前日に「急遽決まった」。これは、2人の訪問が官邸サイドの意向であることを示している。つまり、今治市職員は官邸に呼ばれ、安倍首相や文科大臣らに獣医学部新設に関する説明をしていた可能性が極めて高い。
「通常、課長や課長補佐レベルの自治体職員を官邸に呼ぶことはありません。よほど強い私的な関係があるということでしょう。しかも、今治市獣医学部新設を提案する2カ月前です。呼びつけているところを見ると、当初から官邸主導で進めていたことをうかがわせます」(政治評論家・森田実氏)
■「確認できない」の答弁はやましさミエミエ
 今治市が認めた職員の官邸訪問について、8日の参院内閣委員会での山本幸三地方創生担当相と参院農水委員会での萩生田光一官房副長官の答弁は、「官邸訪問者の記録が保存されておらず、確認できない」と、揃って全く同じセリフだった。答弁を統一させたのだろう。やましい時によく使う手だ。
 では、首相官邸への人の出入りを本当に管理、保存していないのか。問い合わせると、「訪問を受ける官邸側が予約届を書く。当人が入場する時、予約届と本人確認をするが、予約届はすみやかに廃棄する。予約届とは別に、官邸の訪問者履歴を記録しているかどうかはわからない」(首相官邸事務所)、「報道関係者以外の訪問者についてはわからない」(官邸報道室)と頼りない答えが返ってきた。
「国のトップがいるところです。首相官邸の訪問記録がないなんてことはありません。“確認できない”とするのは明らかに逃げている。やましいからでしょう。今後、決定的な証拠が出てくる可能性がある。これまで官邸は何とか逃げてきたが、もはやギリギリのところまで追い込まれています」(森田実氏)
 加計疑惑、主犯・安倍首相は間違いない。
 
 
こっちも「加計ありきの動かぬ証拠 今治市職員は官邸に呼ばれていた」と題した日刊ゲンダイデジタル69日の記事である。
 
 
こう言う役所絡みの問題は「確認できない」「解からない」とするのは常道であり、やましい時への時間稼ぎの答弁と相場が決まっている。そしてやる事は決まって、外部への統一見解への打ち合わせと口裏合わせである。ところが役所とは面白いところで、一度ウソをつくと、終生ウソをつき通さなくてはならなくなる。それは何故か?辻褄が合わなくなり、必ずやその時とその所で責任の所在が現れるからである。役人の一番嫌う「責任と言う言葉」である。どうせ誰かが責任をとって辞めなくてはならなくなるなら、最初から観念して事実を述べればよいものを、ウソをつき通うせば傷もないと思う欲なのだろう。でもこのての問題はその「責任の所在」が最後まで足かせとなってボディブローのように効いて来る事を役人は絶対と言う程気づかないのが通例である。その「責任の所在」のために役人と言う動物は必ずやメモや日記類等の書類を残すのが身を守る習性としてあるのである。そこを安倍首相や菅官房は役人でないから解らず、ただやみくもに「何とかセイッ!」っと恫喝するのだろう。役人は役人である限りはそれでもジッと我慢して上司の命令を聞くのである。だがひと度、役所(役人)を離れれば、今までの我慢が解き放たれ、雄弁に時の事実を話すのである。それが前川喜平さんだと私は思ってる。