子供の存在を忘れて死なせた親、もはや人間でも無く獣以下である

 29日午後5時10分ごろ、栃木県芳賀町芳賀台の自動車関連企業の駐車場に止めてあった軽乗用車の車内で、宇都宮市内に住む2歳の男児がぐったりしているのを父親が見つけ、119番通報した。男児は体に熱傷を負っており、現場で死亡が確認された。県警は熱中症の疑いがあるとみて、30日に司法解剖して死因などを調べる。
 
 父親は県警の調べに対し、朝通勤する際に男児を保育園に送るはずが、「仕事のことを考えていたら忘れてしまった」と話しているという。
 
 真岡(もおか)署によると、父親は29日朝、男児を後部座席のチャイルドシートに乗せて、職場の駐車場に到着。午後5時ごろに母親から「子どもが保育園に来ていない」と連絡があり、置き去りにしていたことに気付いたという。発見時、車は施錠してあり、窓は閉め切られていた。
 
 宇都宮地方気象台によると、現場に近い真岡の29日の最高気温は32・7度だった。
 
 
これ『車に置き去り、2歳死亡 父親「保育園に送るの忘れた」』と題した朝日新聞7292359分の報道記事である。
 
 
 こんなの親ではないし、人間でも無く獣以下である。
以前にも若い夫婦がパチンコに夢中になり、駐車場に止めた車に監禁状態に置いて死なせた例が数多くあった。
これらは皆親としての自覚も質も無い、子供をもうける資格のない人間たちである。これもまた当時の教育の荒廃と言えなくもないのである。
獣は子供をもうけたら必死で、一人前になるまで、独り立ちできるまで親として子を守り育てて解き放つ。これが動物の本能と言えば、もはや人間等、下手な脳を持ったお蔭で、動物の本能を置き去りにした犬畜生よりも落ちてしまった事になる。つまり脳を持った人間として、自分の事ばかりでなく、他人への気遣いを忘れない人間そのものをもう一度考える時ではと私は思っている。何か今政治がこのような気遣いの無い荒廃した環境を作っているようにも感じるのである。今の安倍政権を見る思いである。