STAP細胞の論文不正問題で理研が刑事告訴見送りを決めた事に私は不満である

 STAP(スタップ)細胞の論文不正問題で、理化学研究所は、捏造(ねつぞう)など不正4件を認定した小保方晴子・元研究員(31)の刑事告訴はしない方針を決めた。
  近く理研の不正防止策などに対する評価をまとめる外部有識者らの「運営・改革モニタリング委員会」も、告訴見送りを容認する見通し。STAP問題は、昨年1月の論文発表から約1年2か月を経て、不正の経緯に謎を残したまま、真相究明を終えることになる。
  理研は先月、小保方氏を「懲戒解雇相当」とする処分を発表。「STAP細胞は、別の万能細胞であるES細胞(胚性幹細胞)が混入したもの」とした昨年末の調査結果に基づき、小保方氏を含む誰かが理研のES細胞を盗んだ可能性などを検討した。
  しかし、関係者によると、保管中のES細胞は誰でも持ち出せる状態で、混入の経緯は突き止められていない。理研が弁護士と相談した結果、故意ではなく器具の誤操作で混入した可能性も排除できず、新たな証拠を得る見通しはないと判断。告訴の要件に該当するような疑義はないと結論づけたという。
  また、小保方氏の不正が理研の業務を妨害したとまでは認められないと判断した。

これ「理研、小保方氏の告訴見送り…謎残し究明終える」と題した読売新聞 3月16日(月)16時1分配信記事である。

 こんなに明らかに業務を妨害した事無い筈だが、さすがお役所の考え方である。損失が自分の金で無く他人(国の税金=我々の金)の金だからだろう。だとするならこんな研究室等要らないから即刻解体した方が良いと私は思う。もう考え方が180度違う。と言うよりズルイと思う。これだと国民の誰かが告訴すると思うし、やらなければならない。それ程この事件は見過ごしてはならない事件だからである。何のこと無い、遣い逃げではないか。