親族企業に対する政治資金の支出の不正の鳩山邦夫衆院議員、同じ兄弟の政治屋なのにこうも違うのは?

 自民党の元総務相鳩山邦夫衆院議員(福岡6区選出)の資金管理団体「新声会」と自身が代表を務める政党支部が、福岡県久留米市に置いた事務所の家賃などとして2011年12月~13年12月、鳩山氏の妻が代表を務める不動産管理会社「鳩山企画」(東京)に計約2560万円を支払っていたことが分かった。資金管理団体には税金が原資の立法事務費が、自民党支部には政党交付金が交付されており、専門家は「身内を使った税金の還流で問題がある」と指摘している。
  親族企業に対する政治資金の支出を巡っては昨年10月、自民党小渕優子・前経済産業相資金管理団体が約360万円、西川公也・前農相が代表の政党支部が約160万円をそれぞれ品代や事務用品代などとして支出しているのが発覚し、問題になった。
  鳩山事務所などによると、新声会の地元事務所と鳩山氏が代表の「自由民主党福岡県第6選挙区支部」の事務所は、鳩山企画が所有する福岡県久留米市の建物に入居。建物は2階建てで両事務所は2階(約260平方メートル)に同居している。
  政治資金収支報告書によると、新声会は11年12月、家賃名目で428万4000円を家賃5カ月分、敷金2カ月分として鳩山企画に支出した。以降毎月、2団体のいずれかが▽家賃65万1000円▽車リース料12万6000円▽固定電話リース料3万6750円--を支払い、総額は公開されている13年分報告書までで計約2560万円になっている。
  毎日新聞の取材に対し、鳩山事務所は現在も2団体の支払いが続いていると認めており、鳩山企画への支出は今年3月までで総額約3700万円に上るとみられる。
  一方、税金が原資の収入として、新声会は11、12年に立法事務費計1560万円、政党支部は13年に1200万円の政党交付金を計上。交付金の使途等報告書によると、13、14年の家賃計4カ月分計260万4000円は交付金から支払われていた。
  事務所の家賃、月約65万円について、鳩山事務所は建物1階の倉庫と10台分の駐車場代も含むと説明する。しかし、地元不動産会社によると、周辺の事務所で同じ広さの家賃相場は約55万円だが、需要はあまりなく「40万円でもなかなか借り手はいない」と話した。
  鳩山事務所は「鳩山企画にお願いして建ててもらった事務所で、不動産鑑定士などと相談したうえでの適正な支出だ」としている。
 政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は「相場と同じ家賃でも税金の還流で、相場より高ければ税金の私物化だ。政治資金規正法の支出規制がほとんどない法の不備を利用していると思われても仕方がない。政党交付金などが流入している以上は支出にも厳しい規制があってしかるべきだ」と指摘している。【鈴木一生、宗岡敬介】

これ「<政治資金還流>鳩山邦夫氏 妻の会社に家賃2560万円」と題した毎日新聞 3月16日(月)4時0分配信記事である。

 私はこの政治・時事ブログを書いてて良く解る。人間でありせば、どんなに中立を装うともどうしても主観を避けて通れずつい情がついてしまう。この記事なんか私はもと音羽にいたせいか、鳩山家に甘くなってしまうし、アンチ自民だから弟より兄に惹いてしまう。特に自民がこけて政権が交代したときは歓喜したものだ。鳩山元首相の場合は、政治的に親の金(=いづれ自分の金)で政治をしたのが何が悪いと、私は心情的にそう思っていた。今の殆どの政治屋は親の金(=いづれ自分の金)どころか税金と言う他人の金で何でもやってて、言う事だけはその鳩山元首相より立派な事言ってる。このギャップを考える時、私は政治屋より人間的に失格なのではと思っている。親より貰った金に贈与税がかかるのは法だが、事税金を当てにする政治には私は自分の金(自家の金)を使った場合は是としたい気持ちになってる。特に同じ境遇のこの自民の弟の他と変わらない資金の使われ方を見ると、そう思ってしまう。