もうやめた方が良いSTAP細胞の検証実験 税金のムダ使いである

 理化学研究所によるSTAP細胞の検証実験で、これまで一度も同細胞を作製できなかったことが26日、分かった。あらゆる臓器や組織になる万能性を示す十分なデータも得られておらず、実験は最初の段階で難航している。STAP細胞が存在する可能性は極めて低くなった。理研が27日に開く検証実験の中間報告に関する記者会見で表明する見通し。
 理研は4月、1年間をメドにSTAP研究の舞台になった発生・再生科学総合研究センター(神戸市、CDB)で検証実験を開始、今夏に途中経過を中間報告するとしていた。当初の計画では、STAP細胞が存在するなら6月末までに作製できるとみていた。その後、第2段階に移行し、作製した細胞を入れたマウスの胚から胎児を育てて観察、新しい万能細胞かどうかを判断する予定だった。
 複数の関係者によると、弱酸性の溶液にマウスの細胞を浸すとSTAP細胞ができるはずが、万能性の目印となる遺伝子の働きはとても弱く、万能細胞の代表であるiPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)にはるかに及ばないという。
 7月からは小保方晴子研究ユニットリーダーも検証実験に参加した。今後、小保方氏による実験結果も加味してSTAP細胞の有無を最終判断する。現段階では存在しない公算がとても大きい。
ES細胞が混じっているとの疑義も含め、STAP研究を巡る様々な疑問点について、理研は本格的な調査を始める。外部の専門家らでなる委員会を立ち上げ、研究不正が起こった経緯など全容解明を進める方針だ。

これ「理研、STAP作製できず 再生研の人員半減 」と題した日本経済新聞8月27日2:00 の電子版記事である。

 もうやめた方が良い。夢の細胞STAP細胞は小保方さんの思い込みのES細胞と思う。
この細胞の不正が指摘されてから、現在までどれだけの税金の無駄とどれだけの損失を被ったのか、小保方さんをはじめとする関係者の猛省を促したい。
 思うにハーバードのバカンティ教授も辞めた事を考えれば、教授もSTAP細胞の真意が解かったからでないだろうか。当事者同士の主張が最近食い違って来ている事はそう言う事と私は理解する。これで若山山梨大教授と小保方さんはかなり苦しい立場になるのは必定である。世紀の発見がこれ程までコケにされたのも珍しいが、それにも増して、この分野の日本の立場は何10年も後戻りした事は間違いない。理研の責任は重大である。
 またこのような事で、せっかくの世界的権威とまでネイチャー誌からの信頼まで失い、尚且つその本人まで失う事になってしまった損失は計り知れなく大きいと言わねばなるまい。今までのこのSTAP細胞問題なんだったのか。