任天堂が7日発表した2014年3月期連結決算は、営業損益が直近の予想をさらに下回る464億円の赤字となった。売上高が予想の5900億円に届かなかったため。営業赤字は3年連続となる。
前期の売上高は10・0%減の5717億円にとどまった。これにより、350億円を予想していた営業赤字が拡大。前々期は70億円の黒字だった最終損益は、232億円の最終赤字となった。直近予想は250億円の赤字で、こちらはやや縮小した。
携帯ゲーム機「3DS」は、ポケットモンスターのゲーム最新作が1226万本を販売するなど総じて好調だったが、据え置き型の「WiiU」がハード272万台、ソフト合計1886万本にとどまるなど不振。全体の足を引っ張った。
今期(15年3月期)はWiiUの建て直しを行い、売上高は3.2%増の5900億円、営業利益は400億円の黒字、最終利益は200億円の黒字に転換したいとしている。