平和ボケの日本の自民党、海外留学する学生に奨学金を無償で給付、甘やかすばかり?

 下村文部科学大臣は、東京大学などが学部の入学時期を春から秋に移行する方針を打ち出していることに関連して、高校を卒業してから学部に入学するまでの期間に短期留学を希望するすべての学生に奨学金を給付する制度を創設したいという考えを明らかにしました。
 これは、科学技術分野における日本とアメリカの協力について意見を交わすためにワシントンを訪れている下村文部科学大臣が1日、記者会見の中で明らかにしたものです。
下村大臣は、東京大学などが学部の入学時期を春から秋に全面的に移行する方針を打ち出していることに関連して、「学生1人当たり30万円ほどあれば数か月の短期留学は可能だ」と述べました。
 そして、学生に海外経験を促すため、高校を卒業してから大学の学部に入学するまでの期間に短期留学を希望するすべての学生に奨学金を給付する制度を創設したいという考えを示しました。
下 村大臣は、数年後には一部の大学が入学時期を秋に全面移行させる見通しだとして、それに間に合うよう制度づくりを急ぐとしています。
さらに下村大臣は、学生が海外でのボランティア活動や職場体験を希望している場合について、「大学が主体となって学生に希望する環境を提供できるよう、国がバックアップしたい」と述べ、大学の取り組みを支援していく考えを示しました。
 

NHKのニュースである。
 

 それでなくても、勉強せず、大学は遊ぶところとなった感が強い今の大学生に、これでは泥棒に追い銭である。今の日本人は何をやっても良くないし、成績も上がらない。これは何の事無い、ハングリー精神が失われた証拠である。何故なら、日本は余りにも富み平和だからである。良い例がスポーツと日本企業である。韓国や中国、今ではインドであるが、それなりの貧しさゆえの成果であろう。要するにハングリーだったのである。日本はそれなりに富んでしまった。その良し悪しは別としても、今後への頭痛の種である。
 ハングリー精神を持続させるためには、自己の意思によらなければならない。つまり自分はやるんだと言う固い意思が必要である。そうすればどんな逆境にも耐えられるからであり、耐える事が出来ると言う事である。そうすれば、意思を持って挑戦すれば、金が無ければ自分で稼ぐ事だろう。ひいてはそれが固い意志の修練ともなろう。それを国が、据え膳みたいな事をやれば、必ずやそれを悪用する人間が出る事請け合いである。私はこのたるんだ大学生たちに、活を入れるためにも、留学してでも勉強したい者は自分で稼げと言う教育をさせるべきと思う。が時にはそれでも学費の無い者には給付では無く、貸与として、社会人になってから返済させるべきと考える。
 恐らく国としては、制度の歪の隙間を埋めるために考えたのだろうが、give and take的霞ヶ関的発想に思える。だったら私は何も秋の入学に拘る必要ないと思う。確かにグローバル的と考えればそうなのだろうが、私は、車の左側通行と同じで、日本の文化としてでも良いのではと考える。